坂野直子の美術批評ダイアリー

美術ジャーナリスト坂野直子(ばんのなおこ)が展覧会、個展を実際に見て批評していきます。

金沢健一「音のかけら」サウンドアートとのコラボ

2010年07月20日 | 展覧会
夏本番で海開きのシーズンとなりました。砂のアートという本格的な彫刻的タッチのオブジェも出現して、これも自然との対話の一つだなと感じました。
鉄の彫刻家として活躍する金沢健一さんの幾何学的な鉄板で構成された「音のかけら」シリーズの参加型のアートは、鉄の素材の原初性に向き合うことで、五感を開放してくれます。
「音のかけら」は、様々な形と大きさに溶接した鉄板から、触れる行為を通して、鉄に潜む音を発見していく参加体験型の作品です。5年連続で同会場で開催されてきた本展も、今年の夏最後の展覧会となり、サウンド・アート2作家を加えてバージョンアップされた内容になっています。会期中、ワークショップやパフォーマンスが開かれますので、下記お問い合わせください。

●金沢健一「音のかけら」とワークショップ展
 川越市立美術館/8月3日~22日/Tel 049-228-8080
・パフォーマンス 無料。当日会場へ 8月22日11:00~12:00 14:00~15:00




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