坂野直子の美術批評ダイアリー

美術ジャーナリスト坂野直子(ばんのなおこ)が展覧会、個展を実際に見て批評していきます。

ネイチャー・センス展

2010年07月21日 | 展覧会
アスファルトにじんじんと夏の日差しが照りつけ、体感温度はぐんぐんと上昇。都市部ではヒートアイランド現象となりつつあります。
この展覧会では、水、大気、光、星といった非物質的な現象に焦点をあてた3アーティスト(吉岡徳仁、篠田太郎、栗林隆)の大がかりなインスタレーション(仮設作品)によって、われわれの自然と呼応する潜在的力(ネイチャー・センス)を喚起しようとするものです。古来から日本人の自然観は独特の美意識を築いてきました。そうしたセンシティヴな感覚はアートの世界を広げています。
・掲載作品「スノー」吉岡徳仁 2010年

●ネイチャー・センス展:吉岡徳仁、篠田太郎、栗林隆
 森美術館(六本木)/7月24日~11月7日

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