坂野直子の美術批評ダイアリー

美術ジャーナリスト坂野直子(ばんのなおこ)が展覧会、個展を実際に見て批評していきます。

ポンピドゥ・センター・コレクション

2014年02月03日 | 展覧会
ポンピドゥー・センターのコレクション展は、これまで何度も紹介されてきましたが、本展ほど現代美術に特化した例は少ないでしょう。
出品作家の多くはヴェネツィア・ビエンナーレなど国際舞台で活躍する注目作家ばかり、作品のほとんどは21世紀に入って制作されたものばかりです。
さらに注目する点は、、これらの作品が「国立近代美術館友の会」が立ち上げた「現代美術プロジェクト」によって収蔵されたものだということです。
会場では、掲載のエルネスト・ネトをはじめとする19人のさっかによる25点の作品を、ダニエル・ビュレンやゲルハルト・リヒターといった現代美術の巨匠たちの作品も並列され、見ごたえの展覧の内容となっています。

◆ポンピドゥー・センター・コレクション/開催中~3月23日/兵庫県立美術館