松本さんの松本だより

松本市民となって、15年目。
すっかり「地域の人」を名乗りつつ、松本の風景をお伝えしています。

どっこい じんじょ

2010年08月31日 | 日記
松本ぼんぼんの歌詞のなかで

  ♪ どっこい どっこい じんじょ

の、 じょ は 『恕』 なんです。
(ちなみに じん は 『仁』 です。)

ということを、先日の 松本だより でも書きました。

私は、初めて聞いた(踊りを見た)ときには 
  ♪ どっこい どっこい きんぎょ
だと思ってました。
(だって、振り付け見ると、金魚がヒラヒラしているように見えるでしょう?)

仁恕(じんじょ) という、たいそう立派な言葉がもともとあったのね~
と一人で納得して感心していたのでした。

そして本日発見したこと

教育委員会事務局というところからお手紙が来ました。
(娘の中学校の指定校変更を申請してたのが承認されました という通知です)

なんと、封筒に
『恕』の文字が印刷されています。(ちょっとびっくり)

 恕(大きい文字) にこにこ、大きな声で
         おはよう こんにちは ありがとう ごめんね

         ~『恕』とは人の心を思いやること~(小さい文字)

さすがは松本市の教育委員会です。


息子(年長)が、この字を見て
『怒』(おこる)と似てるね。
と言いました。
意味はまったく反対なので 念のため。

『怨』(うらむ)もついつい思い浮かべてしまう私。
こっちはちょっと怖いよね。

スイカの季節

2010年08月18日 | 日記
日本有数の美味しいスイカの産地である波田町は、合併して松本市になりました。 
スイカのおいしい季節です。

いたるところでスイカがごろごろしていますが、
丸ごと一個購入するには お財布の中身が~ な我が家です。

ご近所からいただいたりしたときには、うれしくてたまりません。

ふつうに赤いところを味わったあとのお楽しみもあるんです。

残った皮を漬物にすることを教わりました。

 外側の硬い皮を削り落として
 一口サイズにきざみ
 浅漬けの素をふりかけて
 冷蔵庫に入れて
 待つこと一晩

サクサクと冷たくて なんともフルーティなお漬物ができあがります。

緑~白っぽいところにほんの少し赤いところが付いているくらいがbest 
彩りも美しく、甘しょっぱいのが良いのです。

ゴミも少なくなってエコだし~

一品おかずが増えて経済的にもうれしい~

実は、皮の部分のほうが栄養もあって、美容と健康にも良いらしい~

一石三長なのでした。
スイカ大好きになりました。(もともとあまり好きではなかったの・・・)


JA松本ハイランドすいかオリジナルサイト
http://m-suika.net/

辛コショウ 食べてみた

2010年08月16日 | 日記
ピーマンをすっきりスマートにしたような、しし唐を大きくしたような
『辛コショウ』というものをはじめていただきました。
青とうがらしのことを、信州松本周辺では「辛コショウ」と呼んでいるのだそうです。
家庭でおなじみの夏野菜だというけれど、私ははじめて見て???だったのですが、そう言われてみれば納得です。
柚子コショウや唐辛子味噌を作るのに使うんだろうな~。

そのまま食べるには、なんだかものすごく辛そうな予感がしたので、
まずは、縦に二つに割り、中の種を取り除いて調理してみました。

細かく刻んで炒め物に混ぜたら、ほど良く辛味が利いて美味しい。
(注:子どもには不評。)

二つ割にした状態で素焼きにして、甘味噌を付けて食べたらこれまた美味しい。
やわらかくて、さわやかな辛さがいい。

夏バテしていた体に効きそうです。
やみつきになりそうな一品でした。

今度、うちの畑にも植えてみよう~。


すぎっぱ あおっぱ

2010年08月13日 | 日記
・・・杉の葉 青葉 のことです。

青山様のお神輿を片付けました。
解体したあとの杉の葉の処理はどうするの・・・?
まさか、ゴミの日に出すわけにはいかないよね・・・!?
ちなみに杉の葉は、神社の境内の杉の木から切らせていただいています。

我が町会顧問の先生にお伺いしたところ、畑に持っていって燃やしてくださるそうです。


そういえば
松本ぼんぼんの歌詞の中に青山様がでてくるのですが、
子どもたちは 『 スリッパ はおった あおやまさまが~ 』 とうたっています。
正しくは 『 杉っ葉 青っ葉 青山様が~ 』 なので念のため。

私的には 『 どっこい どっこい じんじょ 』 のほうがうんと気になります。
『 じんじょ 』 って何ですか~???

ネット検索してわかったことは、どうやら

  じんじょ とは  じん‐じょ 【仁×恕】

  1 情け深く、思いやりがあること。
  2 相手をあわれんで罪を許すこと。

青山様の掛け声に 『 あおやまさまだ~ どっこい じんじょ 』 と言うところがあり、そこから持ってきたとか。
それぞれの地区によってアレンジが違うのでしょう。
うちの町会では 『 あおやまさまだ~ わっしょい こらしょ 』 と言っていますが。

ただ叫んでいるだけだった言葉だけど 深い意味の言葉だったのねえ。
子どもたちには、よく言ってきかせましょう。


松本市公式ホームページ くるくるねっとまつもと  
マツモトダイスキ 松本市写真集 1998年 その3 より。
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/daisuki/syasin/1998/199903/index.html

塩まいておくれ~

2010年08月12日 | 日記
松本の新しいお祭り『松本ぼんぼん』で燃焼した翌日。
今度は、古くから松本市内周辺に伝わる伝統行事の『青山様』と『ぼんぼん』を行いました。

1回目。
子どもの数が減って、町会単独でできないところもあり、地区合同で行うもの。

昨年はものすごい夕立と雷雨で中止になってしまいましたので、はじめての参加になります。
お城の前を出発して四柱神社に立ち寄って一回りというコース
昨日の疲れも多少残ってはいるものの、あっという間に終わってしまったという気がしました。
(長時間踊り続けて、それなりに鍛えられたのかな・・・?)
日曜日ということもあってか、観光客の人や、取材の人もたくさんいて、子どもたちにカメラが向けられていました。
(いちおう役員ですが)保護者はなるべく映らないように・・・と気を使いながらの同伴でした。

2回目。
町会単独の。
予定の日はとうとう雨が止まず、翌日に延期となりました。
町内の親戚のお子さんにも参加してもらい、何とか昨年と同じ頭数で実施できることに。

男の子は『青山様』という名のお神輿をかついで町内の家々をめぐります。
笛を吹いて号令をかける子、神輿をかつぐ子、脚を持つ子、お賽銭箱を持つ子、鐘を鳴らす子、提灯を持って先頭を歩く子と
大きい子から小さい子までそれぞれ役割が決められます。

女の子は浴衣を着て提灯もって歌を歌いながらお神輿のあとをついていきます。
お神輿隊は各家の前で停まっては『塩まいておくれ~。わ~!わ~!わ~~~!!』と叫ぶ(お賽銭をもらうため)のですが、
すぐに停まってしまうため女の子はまともに歌を歌えません。
(もうちょっと歌わせてほしいけど~・せっかく覚えたのに~)

はじめのうちは元気よかったけれど、
男の子は幼児を含む小さい子&はじめての子ばかりで、さすがにお神輿はお疲れです。
途中から浴衣の女の子もお神輿に加わりました。

それでもお賽銭を用意して待っていてくれるお年寄りのお家はたくさんあって
頑張って~と声をかけてくれます。

号令係の『みんなでお礼を言いましょう』に続いて
『ありがとうございました』と声をそろえて言える子どもたちも偉いなあ~と感心しました。

みんな最後までよく頑張りました。
来年もメンバーは変わらない(増えない)けれど、みんな一回りづつ大きくなって
(親の手を借りなくても)自分たちでお神輿担いで最後まで回れるようになるといいなあ。と思います。

いただいたお賽銭は、子ども会の活動に大切に使わせていただきます。
(あ~、塩をまくわけではありません。すみません。)
町内の皆さんありがとうございます。


参考までに 昨年投稿したブログより
青山神社のつくりかた 

http://blog.goo.ne.jp/mymatsumoto/e/1426f2b1a9f6d22837f48591629fe2da