松本さんの松本だより

松本市民となって、15年目。
すっかり「地域の人」を名乗りつつ、松本の風景をお伝えしています。

「やしょうま作り」の講習会

2010年02月27日 | 地域イベント
子ども会のイベントで「やしょうま作り」に参加しました。

やしょうまとは
2月15日(こちらでは月遅れの3月15日)の、お釈迦様の命日にお供えをするため
蒸した米粉で作るお料理です。

はじめて聞く名前、はじめて見るものですが、北信州の伝統食だそうです。
義父母もダンナも、もともとは松本の人ではないので、知らない風習でした。
一時期廃れていたようですが、最近になって各地域でブームになっているらしいです。
超ベテランの先生が教えてくれました。

味や食感は、ういろうのようなもので、
見かけや作り方は、金太郎飴やオリジナル太巻きのお餅バージョン
といったところでしょうか。

米粉を蒸してお団子状にしたものはすでにできていて、
私たちは色付けから成形までを体験しました。
粘土細工のように、コネコネしたり、丸くして伸ばしたりという作業で
子どもたちも楽しんでいました。

お決まりのいろいろなデザインがあるようですが、
今回は、初めてでも失敗が少なく、見栄えのする(先生談)桜をつくりました。
桜の花はピンク、幹は茶色、地面は緑と、それぞれのパーツを作り、
出来上がりの絵柄をイメージしてパーツを組み合わせていきますが、
伸ばしているあいだにだんだん曲がってしまいます。
先生がつくったものはどこを切っても同じ絵になっていますが、
私たちのは片側半分しか花が咲いていないのや、地面が無いのや、いろいろ。。。
偶然にできた絵もまたかわいいものです。

出来上がったものをその場で試食。
やわらかくて、ほんのり甘くて、ちょっぴりコーヒー味(幹の部分の茶色はインスタントコーヒーで色づけ)
おいしかったです。

時間がたつと硬くなってしまうので、さっと焼いてから食べても良いそうです。
本来は、お供えした後で食べるものですから、出来上がりをいただくなんて恐れおおいことです。

・・・と、いろいろ書きましたが、実際に作業したのは娘二人です。
弟が隣の部屋で遊んでいたので、私は行ったり来たりしながら見ていただけでした。

娘たちがしっかり覚えているうちに家でもやってみようと思います。
この地域では、これが作れるようになったら、おばあちゃんでもお嫁さんでも格が上がる(これも先生談)
そうですので~。


作り方など詳しくはこちらで・・・

松本市の歴史を感じるもの やしょうま
http://www.geocities.jp/mtmt1952/rekisi/rekisi-e-yasyouma/rekisi-e-yasyouma.htm

だるまツリーのような~三九郎

2010年01月09日 | 地域イベント
三九郎
http://www.geocities.jp/mtmt1952/rekisi/rekisi-g-sankurou/rekisi-g-sankurou.htm

学校の3学期も始まりました。各地域で三九郎という行事が行われています。
一般的には『どんと焼き』と言われるものと同じかと思います。
一月九日(土)、我が家の町内子ども会でも、規模は小さいものですが行いました。
午前中に、町内のご家庭から松やしめ縄やだるまなどを集めてまわり、
女鳥羽川の河川敷に三九郎を作りました。

大きな松を心にしてやぐらを組み、松飾やしめ縄で形を作っていきます。
てっぺんに大きなダルマを掲げ、周りにたくさんの中小のダルマをくくりつけていったら、まるで、ダルマを飾ったクリスマスツリーのようなものが出来上がりました。
もう少し小さめのだるまツリーをもう一つ作り、
その二つをだるまをつなげて作ったチェーンでつないだようなものになりました。

きっと、そのときに集まった材料によって違うデザインになるのでしょう。
なかなかすてきな造形物です。
数少ないお父さんたちと、子どもたちの協力で、がんばって作り上げました。

お昼前に完成して一旦解散となり、3時ごろ再び集合して点火です。
火をつけたらあっという間に燃えて、熱い、熱い。
焚き火なんて最近はすることがないので、子どもたちも大はしゃぎです。
 
炎が出なくなったところで、それぞれの家で作ってきたまゆ玉を焼いて食べました。

まゆ玉は作り方がわからなかったので、おばあちゃんに作ってもらいました。
スーパーでも売っているらしいです。
お友達からレシピをもらったので、来年は自分で作ってみたいです。

まゆ玉の代わりにマシュマロをさしてる人もいました。
子どもはそっちのほうが喜ぶかも~。

まだ明るいうちに終わってしまうのが残念なところです。
暗くなったら寒いし、帰りもつらいだろうけれど。

松本あめ市も始まっていたので、なわて通りの人通りも多かったためか、
橋の上から眺めたり写真を撮ったりする人も多くいました。
松本の風物詩といえる行事。
大人の役員さんたちには大変なお仕事だと思いますが、子どもたちのためにも頑張って続けていきたいものです。

松本城のお正月

2010年01月03日 | 地域イベント
新年明けましておめでとうございます。

大晦日から元旦にかけて降っていた雪も、
2日はすっかりやんで、とてもいいお天気になりました。
寒いけれど、お日様があるところはぽかぽかです。
松本城のお正月は、2日の『第19回国宝松本城新春開門式』から始まりました。

開門式は午前10時~午後3時まで
本丸庭園に無料で入場できます。

ついついのんびりしていて10時ちょっとすぎに行ったら、すでに古城太鼓の演奏が始まっていました。
日本のお正月らしく、迫力があってかっこいいです。
太鼓は大きいのや小さいのがいろいろあって、見た目にもバリエーション豊か。
音色やリズムも多彩です。
いいなあ。たたいてみたいなあ。

子どもたち(パパも)は、コマ回しや羽根つきをやらせてもらって、かなり真剣に夢中になって楽しんでいました。
昔ながらのお正月遊びもいいものです。

先着順に紅白餅と福枡が無料配布されると聞いていたけれど
整理券があらかじめ配られていたらしく、朝5時くらいから並んでいた人もいたとか。
ぜんぜん間に合っていませんでした。
来年は早起きして頑張ろう。

今年も一年よい年になりますように。
今年もどうぞよろしくお願いします。



ナワテ通りの歳の市

2009年12月29日 | 地域イベント
ナワテ通りの歳の市(25~30日)
http://www.nawate.net/

年末です。年越しの準備は進んでいるでしょうか。
こどもたちも冬休みになって家にいるのですが、(だから)家の仕事はまったくはかどりません。
寒いので、ほっといたらテレビを見ているか、パソコンでゲームをするか、ビデオを見ているか
1日中ゴロゴロしています。

ちょっとは、外に出てみないと・・・
というわけで、こどもたちを連れてお出かけはナワテどおりに行ってみることにしました。

街はすっかりお正月モードになっていて、松本城の門にも立派な門松が置いてありました。
つい先日までは、クリスマスだったのに、慌しいことです。

ナワテどおりでは、歳の市が始まっていて、門松やしめ縄飾りを売る露天がたくさん出ていました。
平日なので、人出は少ないですが、これから盛り上がるのかなあ。

一つ一つお店をのぞきながら、何を買おうかな~と歩いていましたが。
こどもたちは、『はやくたい焼き食べようよ~!』『たい焼きやさん、どこ~?』
ナワテ通りに来たら、やっぱり、たい焼きを食べるのがお約束!?

たい焼きなら、やっぱり、『ふるさと』でしょう。
http://taiyaki-ya.com/wp/?language=ja
自家製の手作りあんこがたっぷり入ってて、皮のちょっとこげたところがカリっと美味しい。
1本づつ焼いているんですって。
うちのチビさんたちはカスタードクリーム入りのたい焼きがお気に入りです。
焼きたてのほかほかをお店の前でいただいて、満足。満足。

『寒いからはやく帰ろうよ~』というので
師走のお買い物もせずに、帰ってきてしまいました。
目的はなんだったっけ~?

松飾りはまた今度。あらためて。


百人一首カルタ教室 at 窪田空穂の生家

2009年12月20日 | 地域イベント
信越放送 SBCニュース (19日12時03分) でも放映されました!
http://www.sbc21.co.jp/news/index.cgi?page=seventop&date=20091219&id=0154468&action=details

窪田空穂記念館で開かれている百人一首教室に参加しています。
19日は、4回ある教室の3回目で、今のところ皆勤です。
小学生を中心に子どもを対象とした教室なので、
私は(遠慮して)見ているだけなのがつらいところ。

市内や周辺のいろいろな学校から集まっている子どもたちは、
学年も、レベルも、はじめての子も常連さんもいろいろですが、

5年生娘はちらしとりや競技かるたチームで、
1年生娘は5色かるたチームで、
年中息子は坊主めくりをしたり、置いてある百人一首の参考書を読んだりと
それぞれ思い思いに楽しんでいます。

窪田空穂さんは、松本市出身の歌人で国文学者だそうです。
そのかたの生家である築130年の古い民家ですが、
広いお部屋で、伝統文化に親しむことができる、よい体験になります。

それにしても、古い民家はさすがに寒いです。
隙間風に、天井が高いので~

それでも、かるたをしている子どもたちの熱気と集中力はすごいです~。

はじめて会った子と対戦したりする中で、お友だちもできたようです。

たくさん覚えて、たくさん札をとれるようになると、もっと楽しいですよ~。
このお正月は、家でも百人一首 がんばろう。