海人の深深たる海底に向いてー深海の不思議ー

地球上の7割を占める海。海の大半は深海。深海生物、潜水調査船など素晴らしい深海の秘蔵画像を紹介。奇抜・奇妙な姿に驚愕!!

無脊椎動物の成長

2010年01月26日 | 日記

深海の底にはときどきドキッとさせる美しい生き物がいる。流れによって餌が運ばれるので流れに乗ってくる生き物をもっと捕えようと流れの方向に平面的に成長するのだ。絶えず新鮮な獲物を捕らえようと流れに向かって開く美しい姿。 この画像で流れは右から左へ流れているのが分かる。

深海底の流れ

2010年01月26日 | 日記

 深海の底に棲む無脊椎動物は流れをうまく利用している。この画像を見ると右側からの流れである。大きな身体が流されて左を向いている。 そして触手は流れに逆らって流れの上流に伸びている。 流れによって獲物のエビや小魚が触手に触れると流れを利用してうまく口へ誘導するのだ。これでいち早く口へ運び、逃がすことは少ないのだ。

潜水船「ベン・フランクリン」

2010年01月26日 | 日記
潜水船「ベン・フランクリン」は1969年7月 フロリダパームビーチ沖からノバスコシアのヤーマスまでの1500マイルを北上してメキシコ湾流の潜航調査を行いました。「ベン・フランクリン」は水深600mまでの海中を6名の乗員で6週間潜航し続けられる設計で建造されています。この実験はNASAの予算で実施されました。

竜涎香(りゅうぜんこう)

2010年01月26日 | 日記

 この塊はマッコウクジラの排泄物でごくまれに排泄される竜涎香です。マッコウクジラの餌であるダイオウイカのカラストンビが腸に刺さると特殊な油がカラストンビを取り巻いてやがて腸から離れて排泄されたものです。 お香の材料としては超高級品として扱われ、今でも1グラム2000円もするのです。軽いので長く海を漂ったものが酸化したり、紫外線にあたって品質が良くなり高く取引されます。

プーチン首相も乗船したミール

2010年01月26日 | 日記
 ロシアのプーチン首相は積極的に体験を積んでいる。昨年は潜水調査船ミールに乗船して湖の潜航調査を行った。 これまで一応の安全は確保されているもののやはり危険な潜水調査船にVIPが乗船した例は少ない。これまでもプーチン首相は宇宙飛行へも関心を持っていたが周囲に説得されて断念している。

沖縄沖に沈む核爆弾

2010年01月26日 | 日記
1965年12月5日横須賀基地へ向かっていた空母「タイコンデロガ」は沖縄から110キロ離れたところでB-43核爆弾を搭載したスカイホーク戦闘機を乗員とも落とした。 水深4875mに沈んだ核爆弾は日本の領海内に今でも沈んでいる。

イラク戦争での軍用イルカ

2010年01月26日 | 日記
イラク戦争の中、アラビア湾でイルカによる掃海作業が行われました。海中に設置された機雷の除去作業です。フィンに着いているのは音響追尾装置です。これで機雷の位置を確認して撤去するのです。 機雷は一般の船舶を破壊するので平和利用なのです。

メカジキの攻撃

2010年01月26日 | 日記
1967年7月6日アメリカの潜水調査船アルビンは水深600mの海底付近で凶暴な性格で知られるメカジキの攻撃を受けました。幸い覗き窓から外れて外皮を痛め、電子回路のトラブルだけでした。 他にもメカジキはベン・フランクリンも攻撃しています。

拾われた竜涎香(りゅうぜんこう)

2010年01月26日 | 日記
 2006年1月オーストラリア南部の海岸に奇妙な塊が打ち上げられました。これは14.75キロもの竜涎香でした。マッコウクジラの排泄物ですが金と同等の価値あるもので、ロレッタ・ライトさんは日本円にして3400万円ものお金を手にしました。

引退した原子力潜水調査船NR-1

2010年01月26日 | 日記

 これまで世界唯一の原子力潜水調査船であった「NR-1」は潜水調査船でありながらベッドやトイレ、調理場も設備された潜水船でした。 他の潜水船のエネルギーはバッテリーであるのに対し、原子炉からのエネルギーですから海底で2週間ほど滞在することもできます。
潜航調査は海面が時化ると母船が潜水船を揚収して調査が中断されますがこの「NR-1」は静かな海底にとどまって確実な潜航調査ができました。 すばらしい潜水調査船でした。

しんかい6500

2010年01月26日 | 日記
JAMSTECが誇る潜水調査船「しんかい6500」は世界に5隻しかないという深海潜水船(他にミール2隻、ノチール、アルビン)のトップです。開発されてから約20年科学技術の研究開発のために潜航が行われています。ほかの潜水船はハリウッド映画やタイタニックの潜航などで運航費用を算出しながら潜航しています。

「トリエステ」のその後

2010年01月26日 | 日記
 マリアナ海溝の世界最深部への潜航を無事果たした「トリエステ」はピカールの手を離れて、ドン・ウォルシュの指導で沈んだ原子力潜水艦などの調査に参加しました。 大統領の就任式では国の権威として参列したこともあります。

コウモリダコ

2010年01月26日 | 日記
コウモリダコは深海生物の中でもパンダのように扱われる人気者です。英語名はバンバイヤースキッド(吸血イカ)という恐ろしい名前をもらっていますがタコに近い種類です。 この大きな目は深海生物の中でも特徴的で身体の中で目の占める大きさは世界一の生きものです。発光器官や発光する煙も吐くことで知られています。

スケーリフット

2010年01月26日 | 日記
インド洋の熱水噴出孔で発見された巻貝の一種スケーリーフットは鉄のヨロイを身に付けた珍しい貝でした。 熱水噴出孔に生息する貝の中でも個体数の少ないとても貴重な生物です。