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ムジカ公式ブログ MUSICA Official weblog

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レコード再生で大きな音を出す方法 vol.3

2018-10-13 | レコードプレーヤー

『レコード再生で大きな音を出す方法 vol.2』の続きです。

アナログディスクを大音量で再生する方法についてです。

簡易なサブソニックフィルターを設計してみます。

フィルターの挿入箇所はフォノアンプとプリアンプの間、

または、プリアンプとパワーアンプの間とします。

簡易にということでCRの-6dB/octのフィルターです。

30Hzで90%以上の透過率とすると

問題の1.1Hzは約4オクターブ下がった音になりますので

これだけ離れているとそれなりの効果が期待できます。

回路図です。



プリアンプ、パワーアンプの入力インピーダンスは47キロオームとし

この値に依存する形でコンデンサーの容量を決めていきます。

よって実際に製作するときは抵抗は必要ありません。

コンデンサーだけというとてもシンプルな配線です。



まず。30Hzでの透過率を90%と設定しましたので、

コンデンサーのインピーダンスをZとすると

47/(47+Z)=0.9となり

Z=5.2キロオームとなります。

インピーダンス5.2KΩを30Hzで実現するためのコンデンサーの容量Cは

1/(2×π×30×C)=5200

C=1マイクロファラッドになります。

この1マイクロファラッドの1.1Hzでのインピーダンスは142キロオームですので

47/(47+142)=0.25となり

たったこれだけのフィルターを使用することで

1.1Hzのレコードの反りによるノイズは1/4になることがわかります。

フィルターを使用したときにコンデンサーの種類によっては

音質が劣化する可能性があります。

劣化が少ないコンデンサーの種類は・・・次回に続きます。


土日を利用して、ロシア製軍用機械時計を当社モデルハウス(ログハウス)に展示するための

模様替えを行いました。



近々に通販も開始します。

ロシア製軍用機械時計



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ムジカの総合カタログができました



10月のイベント・・・お月見コンサート



出演:ニュートンズ

日時:10月21日(日) 開場18:00 開演18:30

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