『レコード再生で大きな音を出す方法 vol.2』の続きです。
アナログディスクを大音量で再生する方法についてです。
簡易なサブソニックフィルターを設計してみます。
フィルターの挿入箇所はフォノアンプとプリアンプの間、
または、プリアンプとパワーアンプの間とします。
簡易にということでCRの-6dB/octのフィルターです。
30Hzで90%以上の透過率とすると
問題の1.1Hzは約4オクターブ下がった音になりますので
これだけ離れているとそれなりの効果が期待できます。
回路図です。

プリアンプ、パワーアンプの入力インピーダンスは47キロオームとし
この値に依存する形でコンデンサーの容量を決めていきます。
よって実際に製作するときは抵抗は必要ありません。
コンデンサーだけというとてもシンプルな配線です。

まず。30Hzでの透過率を90%と設定しましたので、
コンデンサーのインピーダンスをZとすると
47/(47+Z)=0.9となり
Z=5.2キロオームとなります。
インピーダンス5.2KΩを30Hzで実現するためのコンデンサーの容量Cは
1/(2×π×30×C)=5200
C=1マイクロファラッドになります。
この1マイクロファラッドの1.1Hzでのインピーダンスは142キロオームですので
47/(47+142)=0.25となり
たったこれだけのフィルターを使用することで
1.1Hzのレコードの反りによるノイズは1/4になることがわかります。
フィルターを使用したときにコンデンサーの種類によっては
音質が劣化する可能性があります。
劣化が少ないコンデンサーの種類は・・・次回に続きます。
土日を利用して、ロシア製軍用機械時計を当社モデルハウス(ログハウス)に展示するための
模様替えを行いました。

近々に通販も開始します。
ロシア製軍用機械時計

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ムジカの総合カタログができました。
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出演:ニュートンズ
日時:10月21日(日) 開場18:00 開演18:30
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