『真空管と共に廃れたSRPP復活の実験 vol.1』の続きです。
もし、シングルとプッシュプルの中間のような回路方式があれば・・・
真空管時代にはSRPPという回路がありました。

この回路は真空管を2つ使用していますので
一見プッシュプルに見えますが、プレートに接続されている負荷抵抗を
真空管に置き換えただけのもので

動作的にはシングルと変わりません。
しかし、出力インピーダンスが低いという特徴があります。
出力インピーダンスが低いということは
出力バッファ回路に使用すればケーブルの影響を受けにくくなります。
それだけであれば、通常の増幅回路とバッファ回路を組み合わせただけでも良いのですが、
この回路の動作点をうまく設定できると
はなんともいえない力強さがあります。
そこで今回はこのSRPP回路を半導体に置き換え
どのような特性と音質になるのかを検証してみようと思います。
半導体はFETを使用します。
FETは真空管と良く似た使い方ができる半導体素子です。
次回に続きます。
半導体で増幅回路を作るときに2通りの方式があります。
シングルとプッシュプルです。
それぞれ良い点、悪い点がありますが
シングルの良い点は部品点数が少なく、回路がシンプルであること
悪い点は歪が多く、高い電圧を出力させることが難しいといういこと
プッシュプルの良い点は3次歪が少なく、外乱(外部からのノイズや電源電圧の変化)に強いこと。
悪い点はNPNとPNPの2種の半導体が必要で、この2つの半導体の特性をあわせることが難しいということ
回路が複雑で、多くの部品を使用するため、信号回路で音質の劣化が懸念されること。
つまり、
シングルアンプは特性さえ気にしなければ音質は悪くはなく、
プッシュプルアンプは仕様上の数値が良い
という感じでしょうか。
そのため自作派の方はシングルを好み、
メーカーはプッシュプルを好むのかもしれません。
もし、シングルとプッシュプルの中間のような回路方式があれば
良いとこ取り!になるかもしれませんが。
そんな都合の良い回路はない・・・ことはなく、
真空管時代にはSRPPという・・・次回に続きます。

次回8月のイベントは恒例のオーディオ居酒屋です!
このイベントはオーディオや音楽がお好きなお客様が
お酒とお食事を取りながら語り合うイベントです。
[user_image 09/9e/814b0d03d221c5d8bcf8faa04b404d6e.jpg]
日時:8月11日(土) 19:00~
場所:大垣市上石津町一之瀬1996番地 ムジカコーポレーション試聴室(ログハウス)
参加料:500円(お食事・飲物代)
定員:15名
申込期限:8月3日(金) eigyou@musika.jp または 電話0584-51-6232
テーマ:今回のテーマはフリーです。
*お酒とお食事がでます。おなかをすかして来てください。
*お酒を飲まれた方は翌朝までログハウスで仮眠できます。(仮眠していただくのは無料です)
はじめてでも、おひとりでもきっと楽しんでいただけます。
既に何名かのお申込をいただきました!
ご参加お待ちしてます。
2018年夏の新製品カタログです。
ダウンロードはこちらから
ツインアームレコードプレーヤーセット発売記念キャンペーンのご案内
¥120000(税別)→キャンペーン価格¥100000(税別)(限定5セット)
(レコードプレーヤー rega社 P2、ツインアーム化キット、追加カートリッジ)
[user_image 37/e7/5718e700c5ba3bf4e7c01c9458058015.jpg]
追加カートリッジは次の3種からお選びいただきます。
(1)デンマーク ortofon社 M2 RED (ステレオカートリッジ・クラシックや女性ヴォーカルにおすすめ)
(2)米GRADO社 Prestige Blue2 (ステレオカートリッジ・JAZZやロックにおすすめ)
(3)米GRADO社 MC+Mono (モノラルカートリッジ)
スーパーツイーター Canarino 発売記念キャンペーンのご案内
[user_image 70/28/f263aa1eb93f76c965b67f16f561c754.jpg]
お問い合わせは eigyou@musika.jp まで!