北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

スカシバガ科6種

2013年09月13日 | その他蛾の仲間
スカシバガ科は案外種数がある。
しかし蛾でも昼行性なので外灯にはこない。
住宅街の方が見やすかったりする。(僕はそう思っています。)
とにかく今年撮影したスカシバガ科6種を公開。


ヒトスジコスカシバ 7月6日 北広島市
腹部の模倣で同定しやすいのが嬉しい。



コスカシバ 8月22日 札幌市厚別区
自宅の玄関フードで死んでいた個体。
庭ではスグリコスカシバも見たが、そちらは撮影できず。



アカオビコスカシバ 7月6日 札幌市厚別区
庭に植えてある花に来た。
この種はヤナギ食いだけどどこから来たのだろうか。



コシボソスカシバ 8月11日 札幌市厚別区
庭に植えてあるもう殆ど終わりかけのノリウツギにて発見。長居してくれた。



ヒメセスジスカシバ 8月13日 苫小牧市
ネットに引っかかり出れなくなっていた個体。
もう前胸背の粉鱗の大部分がはがれてしまっている。



セスジスカシバ北海道亜種 9月1日 札幌市厚別区
玄関フードにて出れなくなっている個体を採集。
立派な少し大きめのスカシバガ。
中足を持ち上げて威嚇している姿がかわいい。
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ツマグロイナゴモドキ

2013年09月12日 | 夏の散策日記
黒化型のヤブキリ探しの道中でメスのツマグロイナゴモドキを見つけたのが始まり。
どうしてもツマグロのオスが見たくて前見つけた場所で探すことにした。(8月26日 北広島市)


鳴いているヒメギス


キタササキリ
前は探してもないのに現れたので今回は楽勝だと思っていたが、いざ来てみるとたまにイナゴモドキがいるくらいでツマグロイナゴモドキは見られなかった。


となると近くにもっといい草原はないかと探していたら、やたらイナゴモドキの多い草原を見つけたのでここならツマグロも居そう!ということで探してみるとすぐにツマグロイナゴモドキのオスが表れた。

しかし草丈が結構ある草原なので苦戦、下手に動いたらすぐに逃げられてしまうし一度逃げたら徹底的に遠くへ行ってしまう。
そしてキリギリスのように下に逃げて見失ってしまうことも多い。
飛ぶか下に落ちるかの選択が絶妙で、逃げのプロだなと思った。
それに比べイナゴモドキののんびり感がすごく、ここまでバッタによる性格?の違いを実感したのは初めてかもしれない。

ツマグロイナゴモドキの個体数はオスの方が多く感じたがメスも少なくない。


バッタ探し中なのに、コクロアナバチに目が行く。
実は初見のハチなので~



ツマグロイナゴモドキ♀
やっと撮れたメス。



ツマグロイナゴモドキ♂
そしてようやくオスの撮影に成功。
前から憧れていたバッタなので嬉しいです!!



そして別個体♂
下手に動かなければそれなりに近づくことができる。

そして別の場所でもツマグロを探してみるとまた発見。
しかしそこの場所にはイナゴモドキがあまりにも多く、いちいち確認するのが大変なので諦めた。

結果は依然確認した場所では見つからず、その近くの草原2つで見つかったという結果になった。
何はともあれツマグロのオスが撮れたのでよかった。
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黒化型のヤブキリを探せ!

2013年09月10日 | 夏の散策日記
ヤブキリには稀に足などが黒っぽくなる黒化型が発生する。
今まで普通のヤブキリしか見ていなかったのでちょうど時期だし探してみることにした。(8月23日 北広島市)


普通のヤブキリといっても緑色の濃さの違いや褐色みがかっているものも多く、色彩変異に富んでいる。


ヤブキリを探し続ける…


ヤブキリは簡単に見つけることができる。
特にメスは沢山道路に出ていてこの日10頭以上が轢かれてしまっていた。

これだけいると黒化型が見つかるのも時間の問題。


そしてついに見つけた黒化型のヤブキリ
かっこいい~探し甲斐がありました。
黒味がかった翅にスジが浮かんでいるのがいいですね~


こちらは少しだけ黒化している個体。

ヤブキリはうちの近所では広範囲で見られ北広島市、札幌市厚別区で鳴き声を聞いています。
札幌市清田区のすぐ近くでも鳴いていたので清田区にもいると思います。
札幌市南区にもいると聞きますし、札幌の南部では局地的にはなると思いますがそれでもポツポツと広い範囲で見られるのかもしれません。


さて、道中の草原では初見バッタを発見しました。


ツマグロイナゴモドキ♀
今まで探していたけれど出会えていなかったツマグロイナゴモドキ。ほんとに偶然の出会いでした。
これを気に、今度はヤブキリじゃなくてツマグロイナゴモドキ(特にオス)を探しに行こうと思います。



アブラゼミが沢山鳴いていました。
シラカバとの組み合わせは北海道産アブラゼミらしいですね。

ということで次回はツマグロイナゴモドキを探します~
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ニホンザリガニ探し

2013年09月09日 | 夏の散策日記
夜、外灯回りをしているとふと近くの水路が気になりだした。
以前、外灯回りをしているとき水路で物音がしたので見てみるとニホンザリガニがいたということが何度かあり、ここは多産地なのかという好奇心からニホンザリガニ探しをすることにした。(8月20日 札幌市)

道沿いに長く続く水路を見るとすぐにニホンザリガニが見つかる。


ニホンザリガニ
ここは中型サイズがよく見つかる。



立派なサイズが2頭
水面が浅いので写真を撮りやすい。
にしても多い。
こんなに多いものなのかとびっくりした反面嬉しくもあった。



水路よこを歩く個体
陸に上がると歩く音ががさがさと聞こえるのですぐわかる。



青っぽいニホンザリガニもいた。
これがうわさに聞く青いザリガニか!と思ったが調べてみると、この個体はまだまだぎりぎり青いな程度であることが分かった。


同じ環境に見える水路でも位置によって、隠れ家となる枝の多さなどが関係してかニホンザリガニが多い場所と少ない場所があり、少ない場所には…


クロマメゲンゴロウが沢山いて…


エゾサンショウウオ幼体も多かった。

ニホンザリガニの多い場所ではどちらも見られず。
ニホンザリガニと棲み分けしているのかなという感じでした。



カワニナはどこでも多かった。
ちなみにアメンボも。
ただ中身が出ている写真を撮ってない気がしたのでパシャリ。

ちなみに水路横の外灯にはこの日オニヤンマが来ていました。
コメント (4)
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南方系なセミ

2013年09月04日 | カメムシ目
北海道の夏の代表的且つメジャーなセミはコエゾゼミとエゾゼミです。
近所でもこの2種が多く、本州では高標高の場所にしかいない北方系のセミたちです。
しかし本州の平地で一般的な南方系のセミが、札幌などで年々増えてきていると聞きます。
今回たまたま用事で立ち寄った場所で聞いたセミの鳴き声は南方系なアブラゼミとツクツクボウシが主でミンミンゼミもいるそうです。
エゾゼミ系は少ない印象を受けました。(8月10日 札幌市)


アブラゼミ♂
うじゃうじゃいます。
木を見たらすぐに見つけることができるほど多いです。


アブラゼミ♀
実は近所でも多い場所があり、ちょっとだけ身近なセミとなっております。



ツクツクボウシ
小型のセミ。
昔は札幌では見られなかったと言われているセミ。
温暖化と共に勢力を広げているのか?

アブラゼミにツクツクボウシは人の気配に敏感で近づくとすぐ逃げます。
エゾゼミ系などは殆ど逃げることがないので、慣れない僕が特にツクツクボウシの撮影には苦労しました。


同個体
この日ミンミンゼミは鳴き声すら聞きませんでした。
アブラゼミにツクツクボウシが多くて、ミンミンゼミも鳴いているなんてここは本州か!と突っ込みたくなるような状況ですね。
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