北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

エゾモモンガの活動開始時間と日没

2013年04月20日 | その他の生き物
先月の終わりに札幌市某所でエゾモモンガの巣を突き止めました。
巣といっても巣箱で、カラ類用に作られたものだと思います。

この巣箱には一人暮らしをているようで2頭目はいないようです。
4月は単独でいることが多いということなので妥当ですね。

巣を発見してから毎日観察を続け、出てくる時間を図ったのでグラフにしてみました。


3月31日~4月11日分です。
活動開始時間は巣から出てきた時間で、それを札幌市の日の入り(日没)時間と比較しました。

初日の張り込みで出てくる時間帯が分かったので、そこからは毎日6時を目安に張り込むことにしました。

・エゾモモンガの出てくる時間は日没に比例して遅くなっています。
・エゾモモンガは基本日没から30分くらいに活動すると聞いていましたが、このエゾモモンガは日没から平均14分に活動を開始していることがわかります。
・日没から12~13分後に出てくる日が6日あるので、本来このエゾモモンガはそれくらいの時間に出てくるのが理想なのかな。

※4月9日の日は雨と風が強かった日で、6:00から6:45まで待っても出てこず、いつもの活動開始時間より圧倒的に暗くなったので雨の時は出てこないという判断の元、帰宅しました。
雨の日が一番つらかったですが、こういう日がもう1日あると雨の時には出てこないという結果に信憑性が出るので今後に期待です。


カラマツの幹を登る対象のエゾモモンガ 4月12日 札幌市
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鳥がかわいい日

2013年04月17日 | 春の散策日記
所用ついでにちょっと鳥見(4月13日 札幌市北区)

ここらへんの農耕地ではカモメが多かった。







電柱にトビ


近くだとやっぱり大きですね~



かわいいハクセキレイに夢中


特にこの子は落ち着きがない。
ずっと見ていたくなります…


最後に茨戸川に寄りました。


ミコアイサが沢山いる中、ヒドリガモ、コガモ、そして写真のシマアジも見られました。
しかし警戒心が強くてこの写真が精いっぱいです。



ノビタキも見られシーズン初認になりました。

他にはオオワシやウミワシ属の幼鳥が見られ、ウミネコもいました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キタヨツモンホソヒラタアブ

2013年04月14日 | ハエ目
ヨツモンホソヒラタアブ類が出てくる時期になりました。
1頭採集し「札幌の昆虫」を参考に同定してみました。

今回採集した個体の同定ポイント。
札幌の昆虫に乗っ取って表現したのでキタヨツモンホソヒラタアブの同定ポイントを文章そのまま載せたようになりました。

複眼の毛     あり
顔の黒色中条   顔面はすべて黒色
腹部背面の黄色紋 第3,4節は細い四角形の黄色紋
足の色      足はすべて黒色
小楯板      黒い縁取りがあり毛は淡色と黒色毛が混じる
半月       黒色と黄色の間の色
胸背板      ほぼ淡色毛で胸部側部は黒色に淡色毛が混じる


4月11日 恵庭市
やはり都市公園横にいた個体だけに最も普通な種類でした。

この仲間はこれからもどんどん同定していきます
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナナホシテントウ

2013年04月08日 | 春の散策日記

ナナホシテントウ 4月5日 恵庭市
春の気配がしたナナホシテントウが日向ぼっこを満喫中。。。
でも写真じゃ日陰っぽいですね。
日向のところだったはずだけど、あわてていた時にふと目に入って一枚撮ったものなので僕が影になちゃったのかな?

この日飛翔中のマグソコガネも2頭にクロハナアブの一種も見ました。

※↓クリックして拡大したらいつものサイズになります。
 
オナシカワゲラの一種とウンカの一種
ナナホシテントウやマグソコガネなど春を告げる昆虫よりも、こういう普通の昆虫を見つけた時に、より春を感じます。
いろいろ昆虫たちが出てきているんだなと。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気の早いネジロカミキリとか

2013年04月07日 | 春の散策日記
曇りの昨日、クマゲラの巣を見に行きました。
近所の森も奥に進んでいくと木が太くなり、ヤマゲラの声が多く聞かれました。
去年のポイントに着き観察しますが、どうやら今年は営巣していない様でした。(北広島市)

このポイントはいつも野鳥が少なく虫の多いポイントなので、シーズン初虫探しモードです。

木柵を見ていきます。
フユシャクメスを期待したが見られず。
しかし意外な収穫がありました。


相変わらず何種類かいて訳が分からないクロカワゲラ。
8mmくらい。


上の個体と似てます。
しかし本種の方が一回り大きく11mmもあります。
翅脈も違うように見える。
もういろいろいすぎて種名もわからず収拾がつかない。



ネジロカミキリ
木柵横にタラノキがあるのでそこからの個体と思われる。
成虫越冬物は気温に騙されやすいのかな?気が早いですね。


気温が高かったので出てきた。しかし今年は雪がまだ多く残っている。
こんなコンディションなので成しえた環境撮影。


去年まで立ち枯れ状態だった木が倒れていた。
材採集のためちょっといじくると冬眠中のアリを出してしまった。


悪いことしたなと反省するがこのアリ、腹部に4つ紋がある。
見たことのあるアリで特徴的なのですぐにシベリアカタアリだとわかった。


去年は木柵の継ぎ目に巣を構える本種を見ている。
ヨツボシオオアリも木柵の継ぎ目に巣があるのを見たことがある。
ヨツボシオオアリも腹部に4つ紋があるが、体系が全然違うので間違うことはない。


ミヤマカケス2羽とヤマゲラ1羽が雪解けの進んだ斜面でがさがさやっていた。


ちょうど枝に止まったところ。


稀に見る光景。
ヤマゲラが大型ツグミ類みたいにがさがさしているとどうしても違和感を感じます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする