北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

ニワハンミョウの黒化型

2018年07月07日 | 夏の散策日記
仕事帰りの寄り道で、2年前に来て以来の河川のゴミムシ観察ポイントへ行きました。(2018年6月7日 石狩管内)
ここの川辺はヨシが密生しているので、伸びきってしまったら入れません。
まずはヤナギの河畔林の中を、枝をくぐる様に進んで行きます。
見た所前よりも少し流れ着いたゴミが減ったように感じます。
微妙に湿った砂地環境があり流木の下にニワハンミョウが2頭見られました。


ニワハンミョウの黒化型と普通個体がいました。


ニワハンミョウ黒化型
道東の林道で見たことがありますが、石狩低地帯でははじめて。



ニワハンミョウ
普通のタイプ。
生態写真も撮りましたが砂がたくさんついていて見栄えが良くないのでタトウで展足したもので代用。
通常タイプの方が美しいですが黒化型が存在するという点が面白く、また通常型よりもレア度が上の様です。



エゾカミキリ
夕暮れ時、エゾカミキリが動き出す時間なので、一応枝に注意しながら進むとすぐに見つかりました。
撮影しようとすると落下。
多い種ではない様で結局追加はありませんでした。


北海道の虫好きは一度は見ておかなくてはならないと思うカミキリムシです。
恥ずかしながら初見で、このカミキリムシを見れて安心しました。
僕はまだジョウザンシジミやカラフトトホシカミキリなど超メジャーな種を探しに行ったことがないので未見です。
ここ2〜3年で車移動をする様になったので、来年からはそれらを見に行ってみようかなと思います。



フタキボシゾウムシ



ヤナギシリジロゾウムシ



ヤナギルリハムシ
前回別の場所で撮った写真ですが、今回もよく見られたので載せておきます。

河畔林内はフキとイラクサが密生していました。

続いて河川のゴミムシですが、あまり芳しい成果はありませんでした。


カワチマルクビゴミムシ
胆振地方以外でははじめて見ました。



マルクビゴミムシの一種
黒いマルクビゴミムシはエゾマルクビかクロマルクビのどちらかだと思います。
キタは東部の高い場所なのでここにはいません。
時間あいたら調べてみますね。


今年は色々予定があるので、このポイントを訪れるのはまた来年になりそうです。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 平地河川のゴミムシたち | トップ | ハエトリグモの睨み »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

夏の散策日記」カテゴリの最新記事