昨日のブギウギは
脚本の言葉の妙に唸りました。
スズ子が好きになっている松永が
ワン、ツー、スリーと指を折ってカウントしました。
スズ子を支える作曲家の羽鳥は
トゥリー、トゥー、ワンとカウントします。
2人のどちらかを選ばねばならないスズ子になります。
トゥリー、トゥー、ワンと言うことは脚本家だけでなく、
監督や役者とも話し合って決めたそうです。
逆カウントです。
普通のスタートのカウントは、ワン、ツー、スリーです。
私はずっと、このトゥリー、トゥー、ワンが気になっていたのですが、
この高齢化社会にぴったりのカウントだなと思いました。
若い頃に自分がやりたくて、したくて、
でも、家族のことや様々な事情で
できなかったことを
高齢になった十数年で
猛ダッシュでやり始める方は多いんです。
私もそうだと思います。
そんな方々に、
トゥリー、トゥー、ワンの逆カウントはぴったりだなと思いました。
今まで、できなかった分
よくよく考えて準備していますし、
様々な経験を重ねていますから、
動じない強さがある。
これは、人間としての自信があるわけですから、
やりたいこと、したいことの支えになります。
派手に世間様に認められなくても
全く構わず、
だって、社会の荒波を乗り越えてきましたからね。
わざわざ、今さら、世間様がどうのこうの、
そんなん、ヘッ‼️って感じです。
己の信じる世界を邁進するのみですからね。
年とって、この道一本の爺さん、婆さんがいるのは
そんな理由からでしょう。
そんな人には、ぴったりの逆カウントですね。
トゥリー、
トゥー、
ワン
