イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

検索より

2015年06月17日 | イコン
昨日は実は京都へ行こうかと考えていました。

京都大丸の鳥山君と大野君の日本画の展示の最終日で
観に行きたかったと思いましたが
父の亡くなった後の
様々な手続きがまだあり、
母の傍にもいないといけませんから
京都には行けませんでした。
30年前の約束を、
私の同級生たちが果たした展示を観に行きたかったのですが、
またいつかお会いできたらと思います。

検索を見ていますと
「ゴールドフィンガー 絵具」で入って来られた方がいらっしゃいますが、
ゴールドフィンガーは額縁の補修剤であって
絵具として販売されているものではありません。
レオナルドキイさんのテンペラの本を読んでから
私が絵具として使っているのです。
そのまま塗っただけでは、パラパラと剥がれますから
塗った後にゴールドフィンガー用のワニスを塗ります。
私は塗るときにペインティングメディウムを混ぜて塗って
一時的に固定させ、
イコンが描けたらワニスを全体に塗ります。

アクリルイコンはアクリルが短時間で
剥がれることを前提に描いているので
私はアクリル絵具を頼りにはしていないですから、
ゴールドフィンガーもイコンの純金の黄金背景の代用として使っています。
つまり、アクリルだと気軽にイコンが描けます。
この場合の短時間は、
昔は30年持てばよかったそうですが
昨今の亜熱帯化では、10年も危ういそうです。
アジアのお土産物でアクリル絵具で塗った仏画とかマンダラがありますが、
短時間で剥がれていきますが、
アクリルで描くイコンはあれと同じ扱いだと思っていた方がいいです。
イコン画家からもらったイコンは
6年でアクリルメディウムの底に色が暗く沈み、
パリパリとまわりが剥がれてきました。
アクリルイコンは一時的なもの、
土産物のイコンと同じようなものだと思いました。
この気象状況では、
ますます日本の膠の重要性が見直されると思います。
日本の文化財は30年前のアクリルメディウムが剥がれてきて
また膠に替えている状況ですから
アクリル絵画は短命です。

イコン画家の白石孝子さんが
「年寄りなんかみていないで、イコンを描きなさい」と
毎日新聞社のイコン教室で私に言ったのを
父が「ろくな宗教画家でないから、教室は辞めなさい。
精神性の低いイコン画家に習ったところで、
絵はうまくはならない」と言いましたから
私はすぐに毎日新聞社のイコン教室を辞めましたが、
辞めてよかった!と思います。
あのまま、我慢して白石孝子さんにイコンを習っていたら
父の最期を、うまくは看取れていないと思います。

「私たち夫婦はすばらしい芸術家なんだから、
崇めて敬いなさい」と言っていましたから、
実に怪しい宗教画家でした。
イコンを自分の利益に利用しているイコン画家だと思いました。
自分勝手な考え方をする宗教画家には
充分にお気をつけください。
「私たちを敬いなさい、私たちの世話をしなさい」と言っていましたから、
白石教か⁈と思いました。
あんな奇妙な洗脳のような教え方はありませんから
気をつけた方がよろしいです。
「神父の娘だから、私のイコンは効くのよ」とも繰り返し言っていましたから
金の壺商法と全く同じやり方です。

絵の技術や知識は怪しい画家に習わなくても独学できます。
また、イコンや仏画は独学でも描けるものだと思います。

最近、急に日本画の世界に引き戻されたのには、
父が「日本画をまた描かないか?」と言っていたからだと思います。
鳥山君や大野君みたいにすばらしい絵は描けないけれど
おばちゃんの楽しみとして、
年寄りを抱えながら、
孫の世話をしながら、
日本画の勉強は続けていきたいと思います。
やっぱり、日本画の先輩やお友達は最高!

(^∇^)!








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