ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

モスクワ⇔ムルマンスク1965kmの旅(2)

2008-01-16 21:56:39 | ムルマンスク⇔モスクワ 1965kmの旅
1月2日(水)18時55分に、15/16系統ムルマンスク発急行モスクワ行きがムルマンスク駅を出発。ムルマンスクからモスクワまで所要時間は36時間。1日半かかるので勿論寝台車両に乗車しました。

今回往路では現地人同伴者ありだったので、プラツカールタ(60人乗りタコ部屋コンパートメント)に乗車することにしました。

通常私一人の旅なら、クペーという4人部屋コンパートメントを利用します。
日本人の皆さんがロシア旅行で鉄道を利用されるとき、旅行会社などから薦められるのがこのクペーです。お値段も安全性もこれが一番妥当だからです。

寝台部屋は他にリュークス(2人部屋コンパートメント)という種類があります。しかし、リュークスは航空料金並に高額で、同室になった人が不幸にもワルだった場合、鍵閉めれば2人きりの世界。なかなか危ないです。

今回利用したプラツカールタは廉価ですが設備は悪く、悪い人も大量に入り混じったタコ部屋、日本人1人だけで乗車するとやはり危ないと言われます。

プラツカールタの車両では、車両の長手方向に沿うように寝台が敷かれた側(写真右)と、車両に垂直になるように敷かれた側(写真左下)があります。上下2段式です。

下側ベッドの方が天井が高い上に、荷物をしまえる専用ボックスが付いているので良いです。

上側ベッドには専用ボックスはなく、更に上にある棚を使います。上側ベッドは寝台から天井まで50cmくらいの高さしかなく狭いです。

よって大抵下側ベッドはすぐに完売になってしまいます。遅くチケットGETした私達は上側の寝台をGETしました。

車両内は、昼間は沢山の乗客が往復し、夜には全員狭い寝床にウナギのようになって寝ます。

幸いワルはいませんでしたが、隙間風が車両壁面から少しヒュウヒュウ入ってきます。特に下側の寝台に隙間風が入ってきているようです。下のお嬢さんが震えていました。外は零下の世界。上側は風量僅かで暖かかったです。
(つづく)


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