ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

ソチ市(8) リヴィエラ公園

2008-07-30 06:10:24 | ムルマンスク⇔ソチ 3866kmの旅
「冬のリヴィエラ 人生って奴は♪ 思い通りにならないものさ♪
         愛しければ 愛しいほど♪ 背中合わせになる♪」


・・・森進一さんの名曲を出してしまったけど、思わずそう口ずさんでしまうリヴィエラ公園(Парк Ривьера)というのがソチ市にあります。
リヴィエラとは、海岸の避寒地という意味。暑さ求めてやって来る北緯69度在住のムルマンチャーネにとって正にリビエラですね。

中は非常によく整備されていて、ソチを訪れた宇宙飛行士などの偉人が植樹した市花・マグノリアの木々やバラ園、南国の草花樹木で溢れています。いっぱい深呼吸したくなります。ハス池には握り拳よりも小さいカエルが集い、大合唱しています。

遊園地も完備。夏休み期間ということもあって、公園内は多くの家族連れで賑わっていました。

リビエラ公園は入場料無料です(催事場、遊園地を除く)。

その公園内で時々催事が行われています。丁度訪れたときは「蝋人形展」というのが開催されていたので、見学しました。この蝋人形展はサンクトペテルブルクに本館があり、その分室が開催しているようでした。
中に入ると・・・
本物そっくりの蝋人形たちが、彼方此方に置いてありました。目が4つある人、額にもう一つ小さい顔がある人、足が3本ある人などなど・・・。これら中世~近世に実在した奇形人間たちを模した蝋人形です。
この辺で止めた方がいいような気がしますが、展示は更にエスカレートしていました。
具体的に言えば既に「蝋・・」ではなく、本物がホルマリン漬けにされていました。喫煙過多、飲酒過多など不健康に暮らしてきた人の内臓の標本展示。そして何らかの理由で、正常な身体部位を持って生まれてくることが出来なかった赤ん坊たちの標本展示でした。詳細を書くのは止めますが、興味本位でカメラを構える子たちがいました。筆者には彼らを理解することができませんでした。
この流れからして展示の意図がなんとなくわかってきましたが、なにもそこまでしなくても・・・というのが筆者の意見。シリアスな標本見せても、蒸気機関車のように喫煙する子は結構見かけますし、ロシアでは煙草や酒類は本当に安いから容易に摂取できます。日本ではこのようなシリアスな標本とかはあまり見せませんが、だからといって何も考えずに煙草や酒類に暴走する子が増加中・・・とは聞きませんし。
楽園リビエラからちょっと離れてしまったようで、スミマセン・・・。


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