ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

ムルマンスクのカフェレストラン紹介(10)

2008-12-17 06:16:28 | カフェ・レストラン・グルメ
 このコーナーでは日本料理レストラン以外のカフェレストランを紹介していきます。不定期更新。

 第10回目は、レストラン「ШАНХАЙ(シャンハイ)」をご紹介します。

 名前の通り、中華料理の店。ムルマンスク初の中華料理屋。このレストランは08年10月下旬に出来たばかり。パリャールヌィエゾーリ通り沿いにあります。
 ムルマンスク映画館の程近くにありますので、迷うことはないと思います。特に今、極夜シーズンだから絶対に迷うことが出来ない。なぜなら、闇夜の中で目が痛くなりそうなくらいのネオンが、店の全体を覆っているからです。地味なムルマンスク市内で目立っています、浮いています、いや浮きすぎ?
 最寄バス停は「ウーリッツア・ヴォルコーヴァ」。旧名「ヴァスホート」。

 店内は、これまた明るい&きれい。赤や金が基調カラーのインテリアで、なんか眩しい。私見ですが、中国芸術をほぼ間違いなく再現していると思います。

 そして入口近くには、額が狭くて金ピカの大仏様が・・・・・・。実はこの大仏様の件で、相談を受けたことがあります。昨年来日した知人が撮影した奈良の大仏の写真を、このレストランの関係者が見て、このミニチュア版を店に置きたいとか言ってきました。それで、日本の職人に頼めないとかお願いしてくるものですから、制作費も高いけど郵送料や保険がまたべらぼうに高いよ~、と脅かしておきました。んな、タダでさえも手配面倒ぢゃないですか、ヤですよ。

 そしたら、レストランの支配人知恵を働かせて、モスクワの職人に作らせたそうな。モスクビッチが作ったようなので、東洋顔から若干離れているかもしれないけど、額がやけに狭いかもしれないけど・・・。まぁ一応それらしい像はできたと。初対面したとき、思わずニヤリ笑いしてしまいました。別にやましいことはないのだけど、これまでのやり取りを思い浮かべてしまい、なかなか直視できない・・・・

 テーブル数は30くらい。

 このレストランで下記の料理を注文していました。これだけ頼んで300p以下で収まるところはさすが中華料理。
五目そば「ウルムチ」(100p)....米麺を野菜で炒め、中国秘伝の醤で味付け。Жаренная лапша "Урумчи" с овощами
酸辣湯(102p)....サンラータン。日本でもお馴染み、辛味と酸味の利いたスープ。Кисло-острый суп "Сибо"
茉莉花茶(80p)....ジャスミン茶。Чай зеленый Жасмин
他にも500~1000pくらいのメインディッシュがあったりするので、予算があればトライしてみてください。

 五目そば「ウルムチ」はやや脂っこいですね。やっぱり中華料理。味はとってもGOOD。美味しい&懐かし~。
 酸辣湯はも少し酸味があった方が筆者好みでしたが、これもとても美味しい。日本で食したあの美味しいスープを思い出します。
 ジャスミン茶で〆て、お口の中がさっぱりしました。

 すべて美味しかった!それもそのはず、厨房で本場中国から来た4名の料理人が腕を奮っているのですから。

 ムルマンスクへお越しの際は是非お越しください。

<アクセス>
 所在地  ул. Полярные Зори, 35 корп. 2 (Октябрьский район)
 電話   44-3341
 営業時間 12:00—01:00(土曜を除く)/12:00—03:00(土曜のみ)

注)写真
1枚目:中国料理レストラン「シャンハイ」外観
2枚目:店内の様子(左)、金ぴか大仏さま(右)
3枚目:五目そば「ウルムチ」(左)、酸辣湯(右)



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