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エコノミークラス症候群の表現は

2016年04月28日 | 日記

28日(木)、北大阪は曇天。思い出したような小雨が降りました。この状態が一日続くのでしょう。外へ出るに出られない人も多いのでは。

最近、熊本地震の報道で、避難所で亡くなる人もおられ、新聞やTVでは盛んにこれを「エコノミークラス症候群」という表現を使っています。これは医学的な名称として正しいのでしょうか。狭い座席に長時間動かず座ったままの状態から起こることを指すようです。私は会社時代・リタイヤ後も含めてかなりの回数航空機に乗ってきました。会社時代には、社用での出張が主体ですから規則で社費からビジネスクラスを使い、後年、時には航空会社からのサービスのグレードアップでファーストクラスに座ったこともあります。足を延ばせる席幅と前の席との間隔がかなり広いなと思われました。CAのサービスもかなり違いました。でもファーストクラスでもビジネスクラスでも、搭乗後、すぐ横になって寝るだけで長時間ほとんど動かない人もいます。それに比べ、エコノミークラス(リタイヤ後は私的な旅行主体ですからほぼこのクラスを利用)では、長時間飛行の時、何となくぶらつく人、頻繁にトイレへ出かける人等を見かけます。特に欧米系の人の実行が多いと感じます。動かないで長時間じっとしていると静脈に凝固血栓ができて、血流を止める事を指すことらしいです。正式?には静脈血栓寒栓症だといいます。早期の発見では、医者の緊急注射で血栓は回避できるといいますから早期発見がまず大切でしょう。

もう一つは、この エコノミークラス という表現は適正かという問題です。これは、航空機では初めごろ人種差別やマネーが第一といったアメリカ等の英語圏航空会社が作った言葉だと聞きました。従って日本のカタカナ英語でも使っています。「お金持ちや特別なサービスを希望する人は別途にお金を支払えば座れる」という特権を許すのに反し、歴史的にそういう考えが少ない日本では お金がない(文無し)、貧乏、財布が軽い人への差別的意味合いが込められているのではないか、と誤解されるように思います。お金がないので仕様がないでしょうか。飛行機でも鉄道でも、ファーストクラスやグリーン車と言う席(昔は特等席、二等席と言った)に座りたくてもお金が必要で、ない人は我慢している人も多いでしょう。今回の地震報道では、マスコミはもっともらしく正義の味方や弱いものサイドを気どっているが、もう少しこういう表現は検討されるべきではないのか、と思っています。


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