
ナミ、ウソップ、チョッパーの3人は恐る恐る屋敷へと入っていくと、奥でスポットライトが光り、井戸から女性が出てきて、いきなり皿を投げつけだした。

だが、屋敷の中から彼女を止める男性が現れた。
その人こそ、チョッパーが会いたがっていた天才外科医ドクトル・ホグパックであった。

女性は彼の助手のシンドリーちゃん。
シンドリーは、昔婚約していた大富豪の愛を試す為に主人の宝物の皿を割って婚約破棄されて追い出された、という不幸な過去を持つ皿洗いの使用人であると言う。
ドクトル・ホグバックはこの地でゾンビの研究、もとい”死者の蘇生”の研究をしているのだと言う。死者の蘇生は全人類にとっての永遠の”夢”で、誰しも身近に生き返ってほしい人の一人や二人はいる。しかし人の生死を操ろうなど神をも畏れぬ邪道の医学!!だから彼はこっそりと世間に身を隠して姿を消して、この不思議な島で研究をしているのだと言う。
チョッパーは、死者が甦ると喜ぶ人はいっぱいいる!と彼の研究に興奮気味に賛成した。
チョッパーの反応に上機嫌だったドクトル・ホグバックだが、研究室を見たいと言うチョッパーに恐ろしい形相で断った。

3人は、ゾンビに襲われて汚れた体を洗い流すよう、風呂を進められて、ナミが入浴した。
ナミは入浴しながら外の2人に、この屋敷を出る必要があると言った。
ナミは、ドクトル・ホグバックと話しながら、注意深く屋敷の様子を観察していたが、屋敷中ゾンビだらけで、一番怪しいのがホグバック本人であると考えたのだ。彼はゾンビと深い関わりがあるはずなのに、それを隠して嘘をついている。信用できないが、今は気づかぬフリをして、隙を見てここから逃げる事をウソップとチョッパーに提案した。
すると、どこからともかく「グルルル・・・なかなか賢い女だ・・」という声が聞こえたかと思うと、ナミは見えない誰かに湯船から引っ張り出されて、壁に張りつけにされた。

そして、見えない誰かは「グルルル・・船にいた女より弱くて好みだ・・・、貴様おいらの花嫁になれ!!!」と言いだした。
そこにウソップとチョッパーが入ってきたので”透明人間”は立ち去ったようだが、話は全部聞かれていた・・・。
ナミは次次起きる不思議な事態に、その場にへたり込んだ。
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