ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

133話 名もなき島の冒険 (冬島・チョッパー登場-4)

2015年11月13日 | アラバスタ編




上陸を許可されたふ麦わらの一味”は、寒さに弱いカルーと、足を怪我しているゾロを船の留守番において、雪の島に上陸した。

ルフィ達を案内してくれた上、自宅のベッドをナミに貸してくれた「ドラム島 民間護衛団長のドルトンさん」は、この島の医者は”魔女”が1人居るだけであること、国に名前はまだ無いことを教えてくれた。



ドルトンさん住む雪の降る村「ビッグホーン」には、大勢の人とかわった動物がたくさんいた。もしも森の中で「ハイキングベア」に出会ったら、登山のマナーである「一礼」を忘れてはいけないなどの、この島のマナーも教えてくれた。

その村から見える垂直に高くそびえる山は「ドラムロッキー」といい、真ん中の一番高い山の頂上にある王のいない城に、人々が”魔女”と呼ぶ、この国唯一の医者「ドクター・くれは」が住んでいると言う。

しかも、山の上への通信手段はなく、140歳の彼女が気まぐれに村に降りてきて、患者を探して強制的に処置しては、報酬としてにその家にある物をありったけ奪って帰っていくのだという。彼女の気分次第の為、急患だからと言って、来てはくれないのだ。

彼女がどうやってあの山から村へ降りてくるのかは、島民の誰もわからない。月夜の晩に彼女がそりに乗って、空を駆け降りてくるのを見た人がいるとか、見た事もない奇妙な生き物と一緒に居るのを見た人がいるとか・・・の噂があり、とにかく謎の多い人物で、いつ山を降りるのはわからない為、その日を待つしかない、との事であった。



この話を聞いたルフィは、ナミを起した。
「あのな、山登んねェと医者いねェんだ、山登るぞ」
このルフィの提案が、常識外れの過酷な事だとはナミにも予想はついたが、ナミは「よろしくっ」と精一杯の元気を振り絞って手を出した。



ナミは、国の重大な危機を前に、自分の為に身を切る思いで我慢してくれているビビの為にも、一刻も早く病気を治して出発しなければ、との思いだけだった。ルフィにナミを任しておくわけにはいかない、とサンジも登山に付き添うこととした。
ルフィはナミをおぶって、最短コースを駆け上がる選択をする。その道は凶暴な肉食ウサギ「ラパーン」が出る為、地元の人も避けて通る危険な道である。




雪道を走っていく3人を見送ったビビとウソップは、暖かな室内に入ることなく、雪が舞う外で3人の帰りを待った。



そんな二人のいじらしさに、ドルトンさんも外でつきあってくれた。
「昔はね、この国にも医者がちゃんと居たんだよ。数ヶ月前にこの国は一度滅びているんだ・・・、海賊の手によって・・・!!!」
国が海賊によって滅ぼされたという話に、ビビは反応した。
「”黒ひげ”と名乗る船長率いるたった五人の海賊は、絶望的な力でまたたく間にこの国を滅ぼした。だが、それまでの王政が国民にとって悲惨なものだったから、それでよかったと言う国民もいる。」

その元の国が『ドラム王国』で、最低の国王の名が『ワポル』と聞いて、ビビとウソップは思い出した。
ここに来る途中遭った海賊”ブリキのワポル”こそ、この国の国王だ。






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