ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

148話 折れない   (冬島・チョッパー登場-19)

2015年11月28日 | アラバスタ編





ルフィは、城の上のヒルルクの海賊旗を、自分のコートの袖で結わえて立て直した。
「これは!!お前なんかが冗談で振りかざしていい旗じゃないんだ!!」

そう言ったルフィをめがけて、ワポルは砲弾を撃った。だがルフィは旗を持ったまま逃げない。
「お前なんかに折れるもんか!ドクロのマークは”信念”の象徴なんだぞォ!!!」
チョッパーはその言葉に聞き覚えがあった。ドクターと同じ事を言っている・・・。




直撃だった。
だけど、砲弾の煙が消えた後、ルフィが立っていた。「ほらな、折れねェ」




ルフィは旗をその手に持ったまま叫んだ。
「これは命を誓う旗だから、冗談で立ってるわけじゃねェんだぞ!!!お前なんかが、へらへら笑ってへし折っていい旗じゃないんだぞ!!!!」




ルフィの迫力は、辺りの空気をビリビリと震えさせた気がして、チョッパーはその勢いにゾクッとして総毛が立つような感覚に襲われた。
これが海賊・・・、スゲェ・・・!!!

ルフィはチョッパーに聞いた。「おれは今からこいつらブッ飛ばすけど、”お前”はどうする?」
チョッパーは何のことかわからずとまどった。「・・・おれは?・・・・・・・・?」


その言葉の意味を考える暇もなく、「チェスリーモ」がドクトリーヌを狙った為、チョッパーはチェスマリーモに対峙した。するとルフィが
「そーーーーーーさっ!!!やっちまえトナカイ!!!」と言って、海賊旗をドスッと城の屋根に突き刺してチョッパーを見守った。

チョッパーは覚悟を決めた。
「仲間なんていなくたっておれは戦えるんだ!!!ドクターの旗がある限り!!!」
だがその覚悟を打ち砕くように、チェスマリーモは「しかしおかしな生物がいたもんだ。どうせ誰からも好かれねぇ哀れな怪物よ。一人ぼっちのお前が何の為にこの国を救おうてっんだ!!!笑わせるなっ!!!」と罵った。

だがチョッパーはひるまなかった。
「うるせぇ!!!仲間なんかいなくったって、おれは戦えるんだ!!!ドクターの旗がある限り、おれは・・・!!!」

その言葉をルフィがかき消して、飛び出した。「仲間なら、いるさ!!!おれが仲間だ!!!!」








チョッパーにもう迷いはなかった。
「おれの名前はトニートニーチョッパー!世界で一番偉大な医者がくれた名前だ!!!ドクターがお前らを許しても、ドクターの生き方を笑ったお前らを、おれが許さない!!!」
チョッパーは、【ランブルボール】という小さな玉をその蹄に取り出した。







最新の画像もっと見る

コメントを投稿