
オーズは、「麦わら」と「オレンジ女」と「イカスヒーロー」の3人がいない事に気付いて、屋敷中を破壊しながら探しだした。
オーズの暴れ様にビビったペローナは、ゾンビ達にスリラーバーグ内と「財宝」と「食糧」を集めて海賊船に乗せて逃げる事にし
た。

その頃、結婚式場の奥では、ナミがやっと目覚めた。

目覚めてみると、アブサロムがいまにもキスをしようと迫っている最中で、必死にキスから逃げている所に、怒り狂ったローラが踏み込んできた。
窮地!!!
猪ローラは「ナミゾウ!!よくも騙してくれたわね!!アブ様を抜け駆けして奪おうなんて、コノ裏切りモンガァ!!!」とすごい勢いで追いかけてきた。

だが、猪ローラの振り回す刀が、ギリギリの所で当たっていない事に気付いたナミが、おそるおそるローラを見上げると、ローラは「お逃げ、ナミゾウ。助けに来たのよ、MY FREND。あいつは私が足止めするから!」とウィンクして見せた。

ナミはローラに感謝して逃走したが、背後で猪ローラがアブサロムに撃たれたのを見て立ち止まった。
ナミは、自分を友として助けに来てくれた猪ローラを、見捨てて逃げるわけにはいかなかった。
アブサロムに【サンダーチャージ】が通用しない事は知っている。だけど、それでも戦わないわけには行かなかった。

「よくもローラを!!」と繰り出した【風速計(スイングアーム)】をアプサロムに当てた瞬間、アブサロムは意識を失って倒れた。実は、サンジとの戦いで気力も精力も使い果たしていたのだった。
「・・・なんかよくわからないけど、とにかく勝ったーーー!!!」
ナミの声が結婚式場に響いた。

ナミは倒れた猪ローラに謝った。
「私、あの時恐くてウソついたの、ゴメン!私本当は女なのよ!」
すると猪ローラは「・・・バカね、知ってるわよ」と笑い返してくれるのだった。

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