海軍を退けたロビンは、国王の案内にさせ、王家の墓の隠し階段を降りた地下深くでポーネグリフと対面する。
「おそらく、この国のポーネグリフに、ブルトンの在り処が記してある」というロビンに、国王は「わからん。アラバスタの王家はこれを守り通すことを義務づけられている。ただ、それだけの物だ」と答えた時、ロビンの顔色が変わった。
「守る・・!?笑わせないで!!」
ロビンの目的は、ポーネグリフだった。ロビンは、ボーネグリフに刻まれる古代文字が読めるようだった。
ニコ・ロビンと国王の後を追うクロコダイルは、途中でロビンによって足を折られて道端に倒れこむ海兵の女を相手にせずに通り抜けて行った。
海兵の女・・・たしぎは、ニコ・ロビンによって恐怖心を植え付けられており、さらに強大な力を感じるクロコダイルに対して、どう侮辱されようとも、手も足も出ず反論することすらできず、ただ見送ることしかできずにいた。
さらにたしぎは、海賊”麦わらのルフィ”に道を聞かれる。
クロコダイルの計画を阻止できるのは、もはや海兵ではなく、海賊”麦わらの一味”しかいないことは、たしぎにもわかってた。
たしぎは剣を捨て、プライドを捨てて、その手でルフィに女とクロコダイルが向かった道を示した。
屈辱。弱いということは、力がないということは、捕まえるべき海賊に服するしかないということ、追ってきた海賊にすがるしかないということ・・・。海軍本部という名に、自分の中の正義に、心が折れたたしぎだった。
ルフィは、たしぎに教えてもらった道を急ぐも、その意に反して足がもつれ、フラフラと倒れ、そのまま意識を失ってしまった。
ルフィ、3度目の敗北なのか・・・。
広場爆破まで、あと4分。
ロビンとクロコダイルは、ポーネグリフを手に入れた。何もかも、クロコダイルの思惑通りに進んでいた。
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