アラバスタへ向うこと数日、海にはアラバスタ王国で神聖な生き物とされる「海ネコ」や、アラバスタへ終結するバロックワークス社の船が数十隻ほど見られるようにになってきた。アラバスタは近い。
麦わらの一味は、【マネマネの実】対策で、仲間を見分ける印をその腕に入れ、包帯の下に隠した。
上陸の前に、ルフィがみんなに呼びかけた。
「よし!これから何が起こっても、左腕のこれが仲間の印だ!!よし! . . . 本文を読む
ドラム島を出て5日目、食糧は底を付き、空腹に耐えかねた”麦わらの一味”はカルーをエサとして、海王類の釣りを始めたが、釣れたのは”オカマ”だった。
とりあえずオカマを助けて船に乗せたのだが、そのオカマは悪魔の実の能力者だった。助けてもらったお礼の余興にと披露された【マネマネの実】の能力は、右手で顔に触れれば、その相手に顔も体も声も体までも真似ることが出来るというものだった。
早速、 . . . 本文を読む
王女ビビを連れた”麦わらの一味”が最高速度で「アラバスタ王国」へ向けて航海している頃、バロック・ワークスもアラバスタでの活動を本格化させていた。
指令を失敗した「Mr.3」の抹消命令を受けた、オフィサーエージェンシト「Mr.2」こと「ボン・クレー」もまた、巨人島リトルガーデンからアラバスタへと向っていた。
アラバスタ王国のサンディ島にある、港町「ナノハナ」では、賞金首元8100万 . . . 本文を読む
後に語り継がれるこの「ヒルルクの桜」は、まだ名も無きその国の、自由を告げる声となって夜を舞う。
ちょうどこの土地で、おかしな国旗を掲げる国が誕生するのは、もう少し後の話だ。
ピンクの雪が静まったころ、城では、ドクトリーヌとドルトンがいつまでも海の方を眺めていた。
おもむろにドルトンが「もう島を出た頃でしょうかね。医者として最高の心と、最高の腕を継いだトナカイとは・・・」とつぶ . . . 本文を読む
ルフィに誘われて、海賊になる事を決意したチョッパーは、真っ先にドクトリーヌへその事を告げに向った。
だが、ドクトリーヌは海賊になる事を許さなかった。「バカを言うんじゃないよっ!!!!海賊なんてロクなもんじゃない!!あっという間に屍になるのがオチさね!!」その顔は鬼の形相だった。
「それでもいいんだ!!」と食い下がるチョッパー。
「たかがトナカイが海へ出るなんて、聞いたことがないね! . . . 本文を読む
ルフィがワポルを空の彼方にぶっ飛ばすのを、チョッパーは目を逸らすことなく見ていた。
ドクトリーヌは、「この国は・・・・ドクロに敗けたのさ」と言ってヒッヒッヒと笑った。
ロープウェイから降りた一団は、城の異変に気づき、何が起こったのかを問いただすと、ルフィが平然と「王様をブッ飛ばしてたんだ。あとの二人はトナカイがブッ飛ばした」とあっさり事もなげに答えた。
ドルトン達の命を賭けた長い . . . 本文を読む
城で、ルフィがワポルと戦っていた頃、町でも、覚悟を決めた男達がいた。
ワポルから町民を守る為に体中で矢を受け、直後雪崩に飲み込まれたドルトンを、町の人達は必死で捜索し、雪の中から救出した。
だが、雪の下から助け出されたドルトンは、意識も呼吸もしていなかった・・・・。
愕然とする町民達の前に、『イッシー20』があらわれ、医者の威信にかけて、ドルトンの命を助けると言う。
イッシー2 . . . 本文を読む
チョッパーが、ワポルの部下2人と戦っている間に、ワポル自身は姿を消していた。
ワポルは、懐かしきわが城の中にいた。だが、暫く留守をしているうちに城の中は雪と氷に覆われ、みるも無残な姿になっていて、ワポルは怒りに身を震わせた。
そこに出くわしたのが、ナミだった。ナミは、ドクトリーヌのいない間にこの城を抜け出して、一刻も早くアラバスタへ向わねばと考えていたが、事もあろうにワポルに掴まってし . . . 本文を読む
チョッパーは、黄色い薬を取り出して言った。
「ランプルボールの効力は3分!!3分でお前を倒す!!!」
ランプルボールとは、チョッパー自身による5年間の研究で開発した、悪魔の実の変形の波長を狂わせる薬で、通常「動物系・ゾオン系」は、獣型→人獣型→人型の3種の変形が出来るのを、ランブルボールによって、さらに4つの変形点を追加され、7段変形が出来るのだ。
チョッパーの場合、
1、脚力強化(ウ . . . 本文を読む
ルフィは、城の上のヒルルクの海賊旗を、自分のコートの袖で結わえて立て直した。
「これは!!お前なんかが冗談で振りかざしていい旗じゃないんだ!!」
そう言ったルフィをめがけて、ワポルは砲弾を撃った。だがルフィは旗を持ったまま逃げない。
「お前なんかに折れるもんか!ドクロのマークは”信念”の象徴なんだぞォ!!!」
チョッパーはその言葉に聞き覚えがあった。ドクターと同じ事を言っている・・・。 . . . 本文を読む