ワポルは「バクバクの実」を食べた悪魔の実の能力者である。その力が真に発揮されるのは、食べた物を武器と化す事が出来ることにある。
ワポルは手始めに部下二人を食べて、合体した「チェスマーリモ」を吐き出した。
ブリキの体に無数の武器を備えたワポルは、城に掲げてあるヒルルクの海賊旗を撃ち抜いた。ヒルルクの海賊旗は、ヒルルクが命を懸けて証明した医者の信念の証である。
ヒルルクの旗を侮辱した . . . 本文を読む
ルフィは、ワポルを思いっきりぶっ飛ばしてスッキリした。怪我人をおぶっていたのでずっと我慢していたから。
チョッパーは、ルフィの手がびよーんと伸びた気がして、サンジに聞いた。するとサンジはサラリと「ああ伸びるな、ゴム人間だ。バケモノさ」と答えた。
バケモノ・・・・。自分が小さい頃から言われ続けた辛い言葉を、あっさりと楽し気に言うサンジに戸惑った。
ルフィにぶっ飛ばされた . . . 本文を読む
『イッシー20』が全員病に倒れたと聞いたヒルルクは、瀕死の体で城に昇った先で『イッシー20』が病気だというのが真っ赤なウソだと知って、嬉しくて泣いた。「良かった…病人はいねぇのか」と安心し、だまされた事を喜んだ。
ワポルは、罠にかかったドクターヒルルクを撃ち殺そうとしたが、ドクターは「お前らにゃあ、おれは殺せねぇよ」と銃を止めた。
人はいつ死ぬと思う・・・・?
心臓を銃で打ち . . . 本文を読む
ヒルルクは、チョッパーが命掛けで取ってきた猛毒「アミウダケ」のスープを一気に飲み干して、「力がみなぎってくるぜ・・!!ありがとうよ、チョッパー!!!」とニッカリといつもの笑顔で笑った。
チョッパーは嬉しかった。これで、何もかも元通りの、あの楽しい生活がまた続くと思ったから。
その時、さらに幸せな事が起こった。ドクターの実験器具の中がピンク色に染まっているのだ。ヒルルクは目を . . . 本文を読む
ヒルルクは、チョッパーを無理矢理追い出した後、ドクトリーヌの家を訪ねていた。吐血した自分の血を見ながら、ヒルルクは言った。「おれァ・・・死ぬだろ」
ドクトリーヌは、酒をラッパ飲みしながら「ヒッヒッヒッヒ・・・ああ、死ぬねェ・・」と肯定した。
「あと3~4日ってことか?だがお前の腕であと少しだけ引き伸ばせねェか?おれにはまだ、やり残した仕事があるんだ。もう少しだけ30年続けた研究に . . . 本文を読む
ヒルルクの家で世話になっていたチョッパーは、3日間何も喋らなかった。なぜなら、トナカイなのに"喋れる"ことがばれたなら、人間は気味悪がられて撃ってくることを経験上知っていたから。だが、ヒルルクはちっとも気にしなかった。
「喋れるから何だ、チョッパー、そんな事自慢すんな。オレだって喋れるぜ。」
部屋でいつも名何かの実験をしていたヒルルクであったが、その時、実験が爆発を起こし、二人は爆風で . . . 本文を読む
ドラムロックの麓町「ビッグホーン」ではゾロの活躍で兵士達を倒し、ドルトンさんを雪の中から掘り出すことが出来たが、時すでに遅く、心臓の鼓動は止まっていた・・・・。
6年前のドラム王国は、ワポルが国王として君臨していた。
ワポルの政策で国中の医者は城に集められ、国に医者がおらず、国民が医者にかかりたくばワポルに頭を下げて”イッシー20”の医療を請うしか術はないという状態だった。
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元気になったルフィは、医者であるドクトリーヌを船医に勧誘したが、「ばあさん」よばわりするルフィを、まだ”ぴちぴちつやつや”130代のドクトリーヌは容赦なく蹴り飛ばし、半殺ししながら勧誘を断った。
チョッパーは、ルフィ達の事が気になって仕方がなかった。海賊・・・そういえば、「ヒルルク」は海賊が好きだと言っていた・・。その海賊達は、自分をトナカイ料理にすると言っては、追い掛け回してくる。
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雪崩に巻き込まれたのは、ルフィ達と、ビッグホーンの村だけではなかった。ドクター.くれはを探していたビビとウソップも、また雪崩に巻き込まれながら、一命を取り留めていた。
ビビとウソップは、医者を探している途中で、寒中水泳中に迷子になったという、上半身裸のゾロに出会う。ビビは、この連中のバカさ加減に、ナミが倒れたのは精神的疲労ではなかろうか・・・と思った。
ビビ、ウソップ、そしてゾロ . . . 本文を読む
雪山を、瀕死の二人を抱えて先を急ぐルフィの前に、ワポル達が現れた。
瀕死の二人を抱えて抵抗できないことをいいことに、幹部「クロマーリモ」と「チェス」はルフィをはさみうちで、攻撃をしかけてきた。
2人を抱えて手も足も出せず「やめろォーーーーーーっ!!!!」と叫ぶのが精いっぱいのルフィだった。
だが、事態は急変する。
先ほどまでルフィ達の命を執拗に狙っていたラパーン達が、クロマーリモとチェス . . . 本文を読む