ごく個人的な「ひとこと感想」その22。
身体の内部が赤く燃えていて、それが黒い体表のヒビ割れから透けて見える今回のゴジラは、チラシや予告編で見たときから「なんだか痛々しい」気がして・・・むしろそのことに引き摺られて?私はこの映画を観にいったような気がする。
庵野監督のアニメや映画が特に好きなわけでもないし、「ゴジラ」にも特に思い入れはないけれど、なぜか今回は「きっといい作品になってる」という確信のようなモノもあった。その理由の説明は私の手には余るし、この映画を観た後も、あれこれ論評する気になれない。
ただこういう「確信」は、たま~に(でもごく自然に)自分の中に出現するもの(ハヤオおじさんの「ナウシカ」が最初かな・・・最近だと「この世界の片隅に」がそう)で、作り手のことをほとんど知らなくても、なぜか当たる(これまでのところは)。
映画については一つだけ。「庵野監督は(この映画の中では)ゴジラを一番愛してるんだな」と。夜の東京の闇の中で、白い光線を吐きながら暴れるゴジラの姿は、神々しいほど美しかった。(人間よりも「それ以外」を愛しているかのような人の作品に、私はもしかしたら共感しやすいのかも(^^;)。
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