主演俳優の「オーラ」以外、何も書いてない「ひとこと感想」その4。
映画の始まりから終わりまで、主演男優(ウド・キア)に目が釘付けになった。この人の出演作を観た覚えがないので、先入観も過去との比較も、何もない。(ほんとは何本も見てるはずなのに、記憶にない(^^;)
とにかく、この映画では「自分に自信がある」というオーラが絶大!!
怪優とか怪演とか言われたりしてるけれど、私にはそういう風には見えなかった。あまりにチャーミング。時としてカッコイイ!
ゲイとして生きたヘアメイク・ドレッサー(でいいのかな)が、仲違いしたままになったかつての顧客の遺言で、弁護士から「死化粧」を依頼される。迷いながらも、高齢者施設を脱走して駆けつける彼が、道中出会うさまざまな人たち。お金はなくても、アクシデントは機転と経験知で切り抜け、なんとか教会に間に合った彼が出会ったのは…
な~んて書き始めるとキリがないのに、実は今、驚いている。(どうしてこんなに、シーンの一つ一つを、鮮やかに覚えてるんだろ。ヘンだ) でも、最後の「死化粧」なんて(あの意表を突くところが)ほんとヨカッタから… などなど。
作り手の実体験がベースにあるらしく、そういうリアルさ、真摯さもどことなく伝わってきて、珍しい、でもいい映画を観たと思った。
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