12月のISO乙女会は不覚にも風邪をひき、かなりたちの悪い咳が続いてたため、年末の忙しい時期に他の方々に感染しては・・・と、泣く泣く欠席。
1回間の空いた乙女会。
今回は
しぇる様のお宅でのお茶事。
20歳過ぎの頃1年弱、お茶の稽古に通っただけの私。
帛紗さばきなんぞすっかり忘れてる(もともと覚えてない??)、もちろん正式なお茶会すら未体験なのにお茶事ですと~??
とはいえメンバーはISO乙女会の皆様、しぇるさま亭主の気楽なカジュアル茶事ということで、無礼講をお許しいただいて、喜んで出席させていただくことになりました。
こんな経験そうそうないわよ。
室内の写真は手振れでほぼアウト。
途中でカメラの電池がなくなり、他の方々から頂いた写真と共にご紹介。
ご一緒させていただいたのは席順に、
花咲おばさま、今回お初にお目にかかりましたkiremimiさま、
みゅうさま、
ぽんさま。
地図を頼りにしぇるさまのお宅へ。
ドアホンの位置がわからなかったのですが、同い年と思えない、若々しくやさしそうな旦那様が案内してくださいました。
ああ、もう別世界。
やはり皆さまお着物。
私は24歳の時に兄の結婚式で着物を着て以来、これからの人生でもう2度と着物を着ることはあるまい・・と両親が住んでいた家を片付ける時、親が嫁入り支度にと買ってくれていた食器や着物や反物もすべて処分してしまいました。
着物は母親の着ていたものが1枚だけ今手元にありますが、身長や手の長さも違うので着られないと思います。
まさか当時は再び京都に移り住んで、こんな生活をするとは夢にも思ってなかったですからね~。
もったいないことをしました。
せめてもと、着物地のお洋服で。
待合で香煎をいただきます。(これも初体験)
そして腰掛け待合に。ドキドキ
つくばいで手と口を清めてお茶室へ。
この狭い入口から入れるかどうかドキドキ。
初炭は花咲さま。
久しぶりということで記憶をたどりながらとおっしゃってましたが・・・
(あとで戻る頃には、見事に心地よい音を立ててお湯が)
もう一度広間に移動して懐石をいただきました。
あ、お酒もね。
このグラスが素敵なんですよ。
そして主菓子「雪の下萌え」
再び腰掛け待合いに移動、ご準備が整った合図の銅鑼の音が響きます。
銅鑼のあるお家ってそうそうないですよね。
しぇるさまが濃茶を点ててくださいます。(※後で知りました。濃茶って「点てる」ではなく「練る」って言うんですね。いや~ん、無知、無知)
濃茶も初体験。
もっと濃くて飲みづらいものかと思ってましたが、まろやかでとってもおいしい。
そしてぽんさまがお薄を点ててくださいます。
お茶会体験談ブログでよく、正客と最後、お詰めというのですか・・にはなるなと書かれているのを見たのですが、
これでよくわかりました。
最後の客がしないといけないことがたくさんあるのですね。
亭主とお正客との会話で、おもてなしの飾り物のテーマが徐々にわかってきます。
こちらは
しぇるさまのブログでね。
正式な茶事はこんなもんやないと思いますが、ほんとに楽しい、いい経験をさせていただきました。
お話はなぜか、どこから話題がとんだのか、お茶の席では似つかわしくないゴ○○リの話で盛り上がってしまいました。
水仙は「
たぶん利休七哲」の歌詞を思い出し、ちょっと笑ってしまったり。
残念ながらkiremimiさまは他のお約束の時間になり、この写真にはいらっしゃらないのですが、素敵な着物姿でした。
お茶の所作はやはりお着物ですね。
それがまた美しいのです。
私は正座するほど膝が曲がらないので、しぇるさまがお母様用に購入されたという、小さな椅子とテーブルを今回ご用意くださいました