ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

京都府立植物園ラン室リニューアル

2024-01-19 12:30:34 | 洋ラン
2024年1月6日に京都府立植物園の観覧温室のラン室がリニューアルされ、セレモニーがありました。












バンダ・パクチョン・ブルー



バンダ・ソムスリ・ブルー・クラシック


青い花のバンダが好きです。

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牧野公園に夏の花らんまん

2023-08-07 23:25:30 | 土佐の国

「らんまん」の牧野富太郎のふるさと、高知県佐川町。

小高い山の中腹に富太郎のお墓(分骨)と維新の志士、田中光顕のお墓が並んでいます。
 
 
お墓のすぐ近くにはスエコザサが植えられています。
 
この山には富太郎が桜の木を寄贈したあと、次々と桜が植えられて桜の名所になり、牧野公園となっています。
山に登る道の脇には富太郎ゆかりの植物や山野草がたくさん植えられていて、ボランティアの人たちがお世話をしています。それぞれの植物には名札がつけられ、まるでちょっとした植物園みたいでした。今は百合やカワラナデシコ、ヒオウギがさかりでした。

 

キツネノカミソリ。

ヒガンバナ科ですが、花は7月~8月に咲きます。毒があるのはヒガンバナと同じ。

 

 

ヒナシャジン。牧野博士命名種。

 

 

イワシャジン。

 

 

ムカデラン。牧野博士命名種。木や岩に着生しています。

7月に花が咲くそうですが、ここでは咲いていませんでした。

 

 

お墓の奥の薄暗い木立の中に苔の中にバイカオウレンがびっしりと広がっていました。

 

 

すぐ側の暗がりの中にキレンゲショウマもたくさん育っていました。

 

 

キレンゲショウマはアジサイ科の多年草。四国徳島県の剣山にある群生は有名で宮尾登美子の「天涯の花」に描かれています。

 

 

こちらは京都府立植物園の植物生態園で咲いているレンゲショウマ。名前が似ているけれど、こちらはキンポウゲ科。花の形が全然違います。

 

 

ジョウロウホトトギス。別名トサジョウロウホトトギス。ユリ科ホトトギス属ジョウロウホトトギス種。花は秋に咲きます。

他に紀伊半島に生えるキイジョウロウホトトギス、サガミジョウロウホトトギス、スルガジョウロウホトトギスがあります。

 

 

タキユリ。

 

 

フクリンササユリ。牧野博士命名種。

 

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らんまんの里、高知県佐川町

2023-08-03 02:52:04 | 土佐の国

2023年7月30日~31日、朝ドラらんまんで有名になった牧野富太郎の生地、高知県佐川町に行ってきました。

京都からは、新幹線で岡山まで、岡山から高知まで特急南風、高知から佐川までは特急で25分、普通列車で55分、全部で5時間程で行けます。

 

JR佐川駅。

 

 

駅の郵便ポストの上にはバイカオウレンの巨大すぎるレプリカが。

 

 

待合室のベンチには富太郎のドウランと帽子が。このベンチは牧野公園にもありました。後ろのコインロッカー扉も植物の絵になっていました。

 

 

小高い山の上の牧野公園から佐川町を見下ろすことができます。

奥中央に見える高い山が横倉山です。

 

 

佐川町には江戸時代からの酒屋が9軒もあったそうですが、つぎつぎ廃業して今は「司牡丹」1軒のみとなっています。町は司牡丹の城下町のようになっていて、そこら中に蔵や工場が並んでいました。
 
 
酒蔵の道。
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

試飲できるお店もありましたが、残念ながら昼休みの時間で立ち寄ることはできませんでした。

 

 

重要文化財 竹村家住宅(上の図 右側の建物。江戸時代からの酒造業で幕府巡検使宿となり上客を迎えるための武家住宅に準ずる格式の高い座敷を備えている。公開日は毎月第2日曜日のみ)と、その隣のマル久のれんは旧竹村呉服店(今は雑貨兼喫茶店キリン館)。

 

 

 

牧野富太郎の生家、岸屋の建物は元あった場所に母屋だけ復元されていましたが、元は模型にあるように母屋、お店、工場が何棟も並ぶ豪商でした。朝ドラでは破産の原因を蔵の酒が腐造菌にやられたことになっていますが、現地の説明文では富太郎への仕送りが嵩んで破産したというように書かれていました。

復元された岸屋は「牧野富太郎ふるさと館」として関係資料が展示されていました。月曜日が休館日だと書かれていましたが、らんまん人気で今年いっぱいは毎日開館しているそうです。佐川町の他の施設もすべて毎日開館でした。

 

 

 

 

幼少時の部屋が再現されていました。

 

 

佐川町の酒蔵の一つ、旧浜口家住宅も国登録有形文化財です。幕末期からの酒屋で、近代になると大阪市会議員、海運業で豪商となりました。平成22年に町が購入して改修し、公開しています。

 

 

喫茶とお土産の販売をしているので、お座敷で休憩しました。

 

 

酒蔵の町、佐川町はまた文教の町でした。
土佐藩の家老、深尾氏の城下町で、郷校「名教館(めいこうかん)」が建てられました。牧野富太郎も町人ながら入学を許され学んだところですが、残っている玄関部分が保存復元されています。玄関の天井は格天井です。

 

 

白い洋館は旧佐川文庫の建物。この建物は元は須崎警察署佐川分署として明治19(1886)年に建てられたものでしたが、昭和5年からは青山文庫に払い下げられ、正面玄関、特別閲覧室、会堂として使われていました。昭和53年、平成21年に移築され、佐川文庫庫舎として、佐川町が公開しています。
建物の左前方にあるのは広井勇(ひろいいさみ)の像。佐川の武士の出身で、名教館に学び、札幌農学校や米国で学び、小樽港築港など港湾橋梁工学における日本の最高権威となった、と言えば、朝ドラファンには富太郎と一緒に学んだあの子かと思い当たるのでは。
 
 
二階の貴賓室が復元されていました。
 
 
青山文庫は、元は明治43(1910)年に佐川郵便局長の川田豊太郎が設立した私設図書館「川田文庫」でしたが、大正14(1925)年に佐川町出身の維新の志士田中光顕(号・青山)が基金と蔵書を寄贈して青山文庫となったものです。その後高知県立からまた佐川町立となっています。深尾家関係資料、維新関係資料、牧野富太郎関係資料などを所蔵しています。
 
 
青山文庫は現在は元深尾家家臣の住宅があった場所にあるので、その当時の庭園が残っています。
ここもらんまん効果で今年いっぱい無休です。

 

 

伊藤蘭林の寺子屋跡。牧野富太郎も学んだ学者で、佐川の偉人で学ばなかった者はいないという程の人でした。名教館が廃止になった後、自宅で私塾を営んでいた頃の家です。

 

この坂は見覚えのある方も多いのでは。青源寺へ向かう石段はらんまんで万太郎が名教館に通うシーンが撮影された場所。
 
 
 
こちらは生家の裏の金峰神社に登る石段。ものすごく急でとても登れませんでした。
いずれも富太郎のお墓のある牧野公園や青山文庫に行く途中にありました。
 
 

 

 

佐川町のマンホールは色とりどりの植物づくしでした。

 

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府立植物園、フクシャ展

2023-06-16 01:09:40 | その他の植物

2023年5月5日。京都府立植物園で今年もフクシャ展が開かれていました。

「貴婦人の耳飾り」みたいだと言われるけれど、「バレリーナのスカート」という感じ。

 

 

 

 

 

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府立植物園温室の花々

2023-06-15 00:21:15 | 洋ラン
2023年6月11日、京都府立植物園の観覧温室。洋ランの花であふれていました。

デンドロビウム・ファルメリ。


ブラッシア、エターナルウィンド”サマードリーム”。





スタンホーペア・ティグリナ。
メキシコ原産のラン。シタバチというハチのオスが花粉を運びます。シタバチの目当ては蜜ではなく、メスにアピールするための香り成分です。


バルボフィラム・エキノラビウム。
くさい花でした。ハエが花粉を運びます。


ラン科ではないけれど、アリストロキア・トリカウダタ。
例のインベーダー。


メディニラ・マグニフィカ。
長い間咲いていて、花の多さとピンクの色合いが美しくて目を引きます。

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高知県立牧野植物園

2023-05-09 23:54:35 | 土佐の国

2023年5月8日に高知県立牧野植物園に行ってきました。

高知市東部の五台山(標高130m)の山頂付近18ヘクタールに山のあちこちを切り開いてできています。(京都府立植物園は24ヘクタール)
昭和33年(1958年)開園なので、65年目になります。ゴールデンウイーク中は入口が長蛇の列だったそうですが、ずらして行ったので大丈夫でした。




入口付近の牧野富太郎記念館本館と展示館では牧野富太郎の生涯と功績を紹介し、富太郎の所蔵していた45000冊の本が牧野文庫として保存されています。




これらの建物は1999年に園地拡張して建てられ、楕円形の建物の中央に木のデッキと中庭に樹木が植えられており、村野藤吾建築賞等多くの賞をもらったユニークな建物です。



樹木は土佐の植物や、富太郎との関りがあるものが中心で、本館から展示館の間にある回廊の側でまじかに見ることができます。



バイカオウレンの群落。



ガンゼキラン。



スエコザサ。



その後の園地拡張で、植物をちぎってにおいをかぐことができるふむふむ広場やこんこん山広場、少年広場など、植物に親しみ、学習できるような見せ場もできています。植物の種類は3000種で、京都府立植物園は12000種です。



2010年にリニューアルした温室は京都府立植物園のより少し小さいようですが、高さがありジャングル・滝などで雰囲気があり、エレベーターで上部に上がって上からジャングルを見下ろすこともできます。


 


 


オオオニバスの葉を裏側(池の下)から見れる場所もありました。




温室の中では1人の職員が地面に葉っぱが落ちるたびに1枚ずつ拾って歩いているのが印象的でした。



新しく植物研究交流センターという大きな建物が建てられ、5月20日からオープンするということでした。薬学との研究協力、ミャンマーとの植物研究交流など、研究植物園としての機能拡大に力を入れているようでした。


 京都府立植物園有識者会議でしきりに主張された「おしゃれなレストラン」も実食してこようと思ったのですが、カフェとレストランの位置を入れ替える準備中ということで、休業中で残念でした。しかし、現在のレストランはあまり「おしゃれな」ふうにはみえず、何よりもそのメニューがポークランチ・ハンバーグランチが1400円、鶏ひき肉と野菜のカレーが1100円、コーヒーが450円という価格設定は度々訪れて家族で楽しむには「おしゃれ」すぎるものでした。五台山の山一帯には他に食事をできる所がないという地理的条件のなせるものでしょう。

 

入園料が大人730円(高校生以下は無料)なのも痛いです。


それぞれの植物園はそれぞれの特徴を持って確立していければいいと思いますが、やはり植物園は植物園、ここも植物と自然に親しみ、学び、憩いの場となることを目指していて、賑わいの場とすることは違っていることがわかりました。


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高野川べりの里桜

2023-04-13 23:26:53 | その他の植物
高野川の北大路より北側、浄水場の東側、高野川の堤防沿いに八重桜が並んで植えられています。
ソメイヨシノが咲き終わった頃にぼたもちのようにおいしそうなピンクの塊りがぼってりとついていて、背景には比叡山が見えて、こちらも毎年楽しめる風景の一つです。






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京都府立植物園の里桜

2023-04-12 22:24:25 | その他の植物
ソメイヨシノが散ったあと、八重の里桜が咲いてきます。2022年4月17日、府立植物園の北山門入口近く、イタリアンレストラン「インザグリーン」の南側にある桜品種園ではたくさんの種類の桜を間近に見ることができます。

関山(カンザン)。


鬱金(ウコン)。薄黄色の花です。


麒麟(キリン)。



梅護寺数珠掛桜(バイゴジジュズカケザクラ)。新潟県阿賀野市の梅護寺に原木があり、昭和2年に国の天然記念物に指定されています。親鸞聖人が数珠を掛けた逸話が残っています。


御衣黄(ギョイコウ)。鬱金と同じ黄緑色の桜ですが、鬱金よりも緑が濃いいです。


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鴨川湯も閉店

2022-09-18 10:35:20 | お風呂屋さん巡り
北大路通り植物園前のバス停の南側に夜になると赤いネオンが出ています。



鴨川湯、9月26日をもって閉店することになったそうです。
残念!!

左京区下鴨上川原町56
075-701-1739
営業時間:15時~23時30分、日曜日は朝風呂もやっています。(8時~22時)
休業日:金曜日


閉店する前にもう一度と、行ってきました。
浴室中央にメインの浴槽と、奥の壁際に薬湯・電気湯・水風呂が並んでいます。この日の薬湯は濃い茶色の杜仲風呂でした。
床、壁、浴槽横と様々な種類のタイルが貼られていて綺麗です。
脱衣室の天井は木の格天井、男女の脱衣室の境目には木の欄間がありました。
閉店するとは、もったいない、もったいない。

26日までです。今のうちに一度は入りに行ってください。
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錦湯が閉店

2022-06-09 01:57:14 | お風呂屋さん巡り


2022年6月5日に堺町通錦小路下ル にある錦湯が閉店してしまいました。
木造3階建ての風格ある和風の建物。落語会やいろいろなイベントに取り組んでいたのに、ついに閉店とは残念の極みです。展示会で脱衣場までは入ったことがありますが、ついに入浴することはかないませんでした。

この建物はどうなるのだろうか?
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新緑の真如堂

2022-06-04 03:25:15 | お庭
5月10日、左京区吉田山の東面にある真如堂に行ってきました。

モミジの緑に心が洗われるようでした。

普段はお庭を散策するだけですが、この日は拝観料500円を納めて本堂の中に入ってみました。

重森千青さん作庭の新しいお庭もありましたが、東側のお庭は大文字の山が借景になっています。


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初音湯(はつねゆ)

2022-03-29 16:04:37 | お風呂屋さん巡り
3月9日まだまだ冷える日だったので、たまたま見つけた銭湯に飛び込んで入り暖まりました。


初音湯。
京都市中京区押小路通り高倉西入左京町143
15:00~0:00
定休日:火曜日

玉の湯と同じ押小路通り沿いで近くに並んでお互いに頑張っています。

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栄盛湯でタイル絵を発見

2022-02-06 03:47:27 | お風呂屋さん巡り
今日は寒かったです。こういう時は銭湯に行くのが一番。下鴨本通り一本松バス停近くの栄盛湯に行きました。


銭湯に入った所に飾ってあったのは、岐阜県多治見市のモザイクタイルミュージアムからいただいたというタイル絵のパネル。ツバメの模様は縁起がいいのだとか。

モザイクタイルミュージアムに行ったことがあるというとお話がはずみました。

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雲母湯

2022-01-04 01:28:39 | お風呂屋さん巡り
あけましておめでとうございます。

長らくさぼっていましたが、ここらで心を入れ替えて記事投稿します。

お風呂屋さんの初詣は、雲母湯(きららゆ)へ。
左京区一乗寺、比叡山への登り口、雲母坂にあるお風呂屋さんです。


入口にはお正月飾りがありました。
熱くて深い湯、浅いジェット風呂、電気風呂、薬湯があり、サウナはサウナ室として別室になっています。

何よりうれしいのは、年中無休、年末年始もずっと営業されていました。

京都市左京区一乗寺西浦畑町53
営業時間:14時30分~24時 
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上村松園展

2021-09-12 00:17:06 | ぶらり都めぐり
京都市美術館で、7月17日~9月12日まで開催されている「上村松園展」に行ってきました。前期と後期でかなりの数の作品の入れ替えがあったので、2回行きました。



別の部屋では館蔵品の「コレクションルーム」展が開催されていて、こちらにも京都市美術館蔵の松園作品が展示されていて、こちらの作品はすべて撮影・公表OKでした。

 

 

松園の描く女性が着ている着物の色は薄緑色と薄青色が多いことに気付きました。二色とも大好きな色です。

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