仮面ライダーて漠然とバッタ改造人間だと思っていたが・・・。
しかし、考えてみるそういうわけでもないらしい。
一号ライダーが衝撃的フォルムで登場し、その元デザインがバッタであったことが
原因で、それ以降のライダーもバッタのイメージがつきまとったのだろう。
しかし、基本的には一号ライダーのフォルムに幾ばくかの他の昆虫、動物のデザインが
付加されてるだけで最近までは、ライダーのフォルムは続いたようだ。
改造人間という設定だが、悪役怪人のようにトカゲを直接改造融合させたわけではなく、
あくまでも、能力とかを特化させた改造であって、さらにフォルムの象徴的設定にすぎない。
その一号ライダーにしても、単発読みきりの漫画「スカルマン」が元デザインということは有名だ。
そしてそれより溯ること009の地下帝国ヨミ編に登場する敵役サイボーグがドクロの顔を
もつ中ボス的なキャラで、ここが仮面ライダーのフォルムの出所かもしれない。
V3がトンボ型改造人間とかいう説明は子供向けの説明であって、V3の決定稿がでるまでに
幾つかのリテイクがあり、その結果幾つかの矛盾を孕んだ設定が残ってしまっている。
V3の場合V3ホッパーとかいうアイテムの名称や、やたら目立つ触覚、緑のスーツなど
これらは、トンボとは思えないフォルム、バッタ以外ありえないでしょうw。
アマゾンにいたっては、トカゲということが有名だが、それもデザイン的にみると
おかしなところは数限りないような、元々は芋虫のデザインの要素を取り入れたらしく
それがリテイクされ、蟷螂に、それもリテイクされ、当持流行のカンフー映画ドラゴンのイメージ
に合わせ、安易に視聴者の受け狙いでドラゴン=トカゲ型(カメレオンに近い造形だけど)になったようだ。
一本の触覚を残して。珍しく当時のアマゾンのスーツアクターは女性だったらしい。
そいうえば、あの体にぴっちりしたボディスーツのわりにもっこし部分が目立ってないw。
ストロンガーもカブトムシで有名だが、あの複眼は解せない、たぶん幾つかのリテイクを経て
あの巨眼になったんだろう。
スカイライダーは原点復帰型でフォルムは殿様バッタのフォルムに特徴があるが、
視聴率が乏しく、途中からお子様路線変更になり、その役者はその経歴からライダー役を
演じてたことを消し去ったといういわくつきだ。
そのあとちょいちょい他の昆虫のフォルムを付加させて面々と続く。
一号ライダーは漫画版ではヘルメット装着型の変身で、
ライダーマンと同じような感じ、Xも装着型に近いイメージだ。
これは平成ライダーの装着変身の原点かも。
いろんなフォルムの変遷があったが、すでに改造という言葉のイメージが、
某宗教犯罪マインドコントロール、障害差別などを連想させるということで、
捨て去られて久しい。
今期の響鬼はその点画期的かもしれない。
ただ、怪奇特撮ドラマという点では一号ライダーの時点でもあった要素。
スポンサーの要請もあってかテコ入れ的意味合いで、
二段階変身がブラックRXあたりから本格的に導入され、
響鬼も当然それを踏襲すると予想されるが、ウルトラマンのように主人公入れ替わり
という手法にでるかもしれない。その時、また複眼系マスクになってるかもしれないし、
バイクもスーパーバイクが復活してるかもしれない。(恐るべしバン○イの戦略)
これから、ライダーのイメージはどのようにズレをおこしながら、
視聴者の支持や反発を得ていくのだろうか? 興味深いと思うこの頃。
諫山陽太郎という人が書いた仮面ライダー考は面白い。
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/1731/man-rider.html
にあるので一読をおすすめする。
11月頃に映画で1、2号ライダーが復帰するらしい、役者は若い世代
いわゆるイケメンライダーを踏襲するようだ、一人はウルトラマンアグルの
役者らしい、あと一人は実写セーラムーンに出てた人らしい。
(写真で見ると、スカイライダーとアナザーアギトをタシテ2で割ったような、
フォルムというような印象)
主演の細川茂樹氏が大河『義経』に出演している為、撮影スケジュールが厳しいのではないか、とまことしやかに言われています。
……が、同じ手法をとりますかね?
しかも同じ年度に。
同じ東映作品ならばまだしも、ネクサスは円谷プロでしょう。
同じ手法を使ったのでは、ネタかぶりどころではなく、パクリそのものですよ。
それはチョットまずいのではないかな、と思いますが、いかがでしょう?