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スプリング・エフェメラル

2013年03月25日 | 
もうそろそろかな、と近くの秘密の場所へ探しに行きました。今年の冬はさすがに寒かったので、やはりスプリング・エフェメラル達もやや慎重になっている様子。
 ショウジョウバカマです。これは山中で春を告げる一番花、といっていいでしょうか。花期も長持ちみたいですし。
期待しておりましたカタクリはまだこの程度。葉っぱ一枚ずつ。早く花を見せておくれ。

    






カタクリは、地中深くに球根を持って越冬し、地上に顔を出すのは雪解け直後に地上に顔を出してすぐに花を咲かせて葉のみとなるそうです。その葉も6月ころには枯れ、地中の球根のまま越冬します。
彼女たちが地上にいる期間は約2ヶ月。

スプリング・エフェメラルというのは、春先に花を咲かせ、夏までに栄養貯蔵器官や種子に栄養を蓄え、その後は春まで地中の地下茎や球根の姿で過ごす、という生活史を持つ植物のこと。落葉樹の多い林床は、春先にとてもにぎやかになります。
ただ、ショウジョウバカマは、ほぼ同時期に花を咲かせるが、常緑性で、年中葉をつけているので、厳密にはスプリング・エフェメラルには入らないのでしょう。

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