ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

アイスハウス Icehouse - Electric Blue(1988年の洋楽 Part20)

2024-05-23 20:00:00 | '88年洋楽
1988年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart20は、Icehouseの"Electric Blue"。最高位は5月21日付の1週のみの第7位、年間チャートは77位。最高位14位を記録した初の全米Top40ヒットの"Crazy"を上回る、バンド最大のヒット曲になりました。

Icehouseですが、オーストラリア出身のロックグループ。バンドの結成は1970年代後半、地元オーストラリアでは、80年代前半からコンスタントにヒットを出す人気のロックグループです。

ただ、残念ながらアメリカでは人気が出ず、4枚のアルバムはオーストラリアでこそ大ヒットアルバムになりましたが、アメリカでは、アルバムチャート100位以内には入るものの、シングルでのTop40ヒットにまでは至りませんでした。

1987年にリリースした彼ら通算5枚目となるアルバム『Man of Colours』からのシングルカット曲の"Crazy"が、全米で初めてのヒット、最高位14位を記録し、初のTop40ヒットを記録しました。 こちらをご覧ください→→→

その『Man of Colours』からのセカンドシングルがこの曲"Electric Blue"、Top10内に入り最高7位を記録、年間チャートにも入る大ヒットになりました。

曲の作者はバンドメンバーのIva Davies と、なんとビックリ、John Oates の共作。もちろん、あの Hall & Oates のJohn Oatesです。John Oatesが、Icehouseのファンだったことから実現したコラボレーションのようです。

"Electric Blue"ですが、John Oatesが参加しているからでしょうか、前シングルの"Crazy"よりも、ちょっとファンキーなところもあります。John Oatesは、バックボーカルでも参加しています。ところどころに聞こえてくるファルセットボーカルがJohn Oatesのバックボーカルですね。

ファンキーな曲で、聞いているとやっぱりHall & Oatesの曲を思い出します、同じオーストラリア出身のMen At Work も感じさせる曲でもあります。この曲がヒットしたのはよく分かります。
コメント (22)
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