俗人

藤本義一が亡くなった。
作家というより11PM司会の・・・という方が知名度あった
関西製作は藤本義一、関東は大橋巨泉が司会やった。
小学校～高校生の頃までコソコソ見ていた。
なにか子供は見てはいけないモノとして、プレイガールと
11PMはその代表やったが、スケベは関東製作の方が
多かったような気がする、何しろボインボインでウッシッシやし。

これはTVよりラジオで谷村信司が11PMを欠かさず見てるの
どうので知った、アリスがブレイクする前でチンペイがいやらしい
サングラスをかけていた頃である。

関西製作もエロはあったが、映画紹介とかも多かった
作家であった藤本義一の矜持だったのか。
スポンサーにサントリーが付いていたのか、バーテンダーが
カクテルを作って藤本義一と女性アシスタントが
テイスティングするシーンを見て、カクテルが飲みたくなって
買って飲んだらえげつなく甘ったるくて、それ以来カクテル嫌いに
なったものだ（市販のカクテルと違い、バーのカクテルは美味しいけどね）。

その当時は「セクシャルバイオレットNo1」がヒットし
籐椅子に座った、エマニエル夫人とあの曲が目と耳にこびりつき
そんな流行や世俗的なものと、人が亡くなってしまった。
工夫してエロを見せようとし、見ようと夜更かしし
暗～くも努力した時代だ。

今やパソコンも携帯もあるので、手紙を書いて打ち明けることもなく
必死に隠れてコソコソとエロ本を買う努力も要らず
「お手軽」な世の中になった。
でも、そんなしょーもない努力はアホなネタとして
面白いんやけどなぁ、どんなことでも無駄知恵と
その失敗によって進化すると思うで。