日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

寄る年波 2021初夏

2021-06-30 20:57:52 | 
相棒が一年点検を終えて出庫しました。中旬に見積もりが出た段階では、思ったよりも軽い負担に安堵していたわけなのですが、終わってみれば50万円を超えました。
このようなことになったのは、バンパーの修理で予算が嵩んだからに他なりません。実をいうと、前については段差で擦り、後ろについては標識の支柱にぶつけていたのです。いずれについても今春以降のことでした。遠目に見れば目立つ傷でもないだけに、いずれか一方だけならばそのまま乗ったかもしれません。しかし、立て続けに傷がついたことにより、一度に直してしまえと悪魔が囁きました。来年はブレーキディスクが寿命を迎え、否応なしに予算が嵩むという事情もあり、傷の修理は済ませておこうと思い至った次第です。前後同時に直したことで、万単位の値引きも受けられたため、長い目で見ればこれでよかったともいえます。
引き取りの際に言われたのは、艶が違うということでした。遠目には艶を放っていても、間近で見れば鉄粉などで汚れている車が少なくない中で、この車は違うというのがあちらの弁です。年式の割に美しい外観を保っていることについては、異口同音に言われてきました。おそらくそれが古い車に対する常套句なのでしょう。しかし、たとえお世辞であったとしても、こちらとしては名誉なことと思います。なけなしの金を注ぎ込んで、年式を感じさせない状態を今まで維持してこられたことは、オーナーの端くれとしてのささやかな誇りです。当面は後生大事に乗り続けます。
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