日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

第一歩

2021-06-23 22:34:11 | 旅日記
突飛な構想について語り、実現へ向けて近々動くと予告しましたが、その第一歩を踏み出します。最速で明日から現地へ赴くことになりました。
我が国における庶民の住まいといえば、俗に兎小屋とも揶揄される安普請の物件が関の山でしょう。有り体にいえば規格化された工業製品の集合体であって、建築物としての価値はなきに等しいのが実態です。そのような代物に、決して安くはない家賃を注ぎ込む理由を見出せず、それがこの歳になるまで居候を続けた理由でもあります。しかし金沢だけは違いました。古い町家が自分にも手が届きそうな値段で売買、賃貸されていたのです。眺めのよい川沿いの物件もありました。ここに住めたら最高だろうと思ったのが、突飛な思いつきに至った本質的な要因です。昨秋から漠然と考え始め、徐々に具体化してきたものの、百聞は一見に如かずともいいます。あとは現地で確かめるしかないと思い至り、実行の機会を狙っていた次第です。
そのようなわけで、一月半ぶりの活動は物件探しを主題とします。内見自体は一日あれば終わるものの、日帰りするつもりはもちろんありません。明日は半日休みをもらって富山に泊まり、明後日は当たりをつけた物件を回り、残る二日で福井か能登へ行くというのが今のところ考えている行程です。
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