日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

本日の晩酌 - あて

2021-06-21 21:22:48 | 晩酌
卑劣極まりない「要請」はようやく緩和されました。とはいえあくまで緩和でしかなく、無理無体が押しつけられる状況は変わりません。喜び勇んで呑み屋へ行くには時期尚早、初日はひとまず様子見とし、「あて」の肴で晩酌します。
一年以上の長きにわたって朝令暮改が繰り返され、飲食店はその都度振り回されてきました。気がかりだったことの一つは、当店を含む系列店の動向です。当店についていうと、お上による強硬策の発動後も「要請」の範囲内で営業していたものの、一月の下旬になって休業が告知され、それが月初まで四ヶ月以上にわたって続きました。健闘していた「酒ト壽」についても、事実上の禁酒令を受けて休業に追い込まれ、系列店は一軒残らず休業という異常事態に陥りました。お門違いな「要請」を撥ね付けて、通常営業していた時期さえあったにもかかわらず、年初以来勢いがなさそうな様子だったのは気がかりでした。緩和が発表された後も、Webサイトでは何らの告知もなかったため、偵察を兼ねて昼の部に訪ねてみたという次第です。
こちらが訊ねるまでもなく、店長からは明日以降酒も出すとの発言が。ただし、品数が絞られるため持ち帰りの対応までは難しく、できるとしても週明けだろうとのことです。いつまでに、どれだけ緩和されるのかも明らかにされない状況では、食材も無闇に調達できないのでしょう。市場に流通する食材がまだ出揃っていないため、客足も見計らいながら少しずつ軌道に乗せていくしかないということのようです。年初以来、飲食業に向けられたいわれのない集中攻撃を通じて、立ち直るための体力さえも奪われつつあるようなのは懸念材料です。早期の正常化を願いつつ、からすみをもう一本いただいてから辞去しました。
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