日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

小春日和の上州へ - 帰着

2020-11-29 23:17:02 | 関東
環七沿いで給油したところ、籤に当たって洗車が無料となったため、二活動分の汚れを洗い流してから戻りました。前回よりもさらに早い、当日中の帰着です。
直近二週の活動では寒暖の違いが顕著でした。日中は20度近くまで上がるも、日が暮れるやたちまち冷えていき、最後の移動を始めるや、一瞬とはいえ氷点下になりました。その後は次第に上がっていき、都内では10度を大きく超えていたという経過です。しかし今日は日中でも10度をわずかに超えただけでした。今の気温も9度しかありません。関東でもようやく冬らしくなってきたと実感します。
日没まで宇都宮に滞在し、その後は直帰に近い形で走ったにもかかわらず、今日だけで170kmほどを走破し、二日間の総行程は420kmとなりました。通算234567kmまであと630kmほどです。年内に寄りたい場所を押さえつつ、然るべき場所で達成できるようにするための方策を考えます。
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小春日和の上州へ - 全行程終了

2020-11-29 21:59:17 | 関東
全行程終了です。引き続き国道122号線を上って帰ります。よほどのことがない限り今日中に帰れるでしょう。早く休んで明日に備えるつもりです。
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小春日和の上州へ - 広の湯

2020-11-29 21:43:37 | 温泉
物騒なご時世につき人々が帰りを早めたか、122号線はかつてないほど順調でした。都内まであと少しではありますが、最後に一風呂浴びていきます。立ち寄るのは広の湯です。
栃木県下に四軒しかない銭湯のうち、一軒が足利にあると分かったため、遠回りするにもやぶさかではなかったものの、あいにく日曜定休でした。そこで代わりを探したところ、川口市内に四軒あり、経路上最も近かったのがここです。しかし、銭湯は得てして目立たない場所にあります。Webの地図を見る限り、国道から左折した通り沿いかと思いきや、それらしきものは見当たらず、脇道へ逸れても同様でした。車内から探しても埒が明かないと悟り、車を降りて歩いたところ、からくりに気付くこととなります。通り沿いには目印がなく、屋根付きの通路を進んだ突き当たりに行灯がついていたのです。
似たような造りの銭湯といえば、思い出すのは神楽坂の第三玉の湯です。宮造りもあちらと共通します。前面に建て増しされてはいるものの、格天井の脱衣場も、明かり取りの窓を設けた浴場も、典型的な関東式です。見方によってはありふれているということですが、突き当たりの壁一面に広がった、渓谷の岩場を描いた銭湯絵が見事でした。

★広の湯
川口市朝日3-15-20
048-223-1234
1400PM-2300PM
月曜他不定休
入浴料450円
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小春日和の上州へ - 酒のぎょうだ

2020-11-29 19:58:57 | 酒屋
さらに南下し、国道122号線に合流して利根川を渡りました。道中五軒目にして最後となる、羽生の酒屋に立ち寄ります。
羽生といえば花陽浴ですが、当店で手に入ったのも今は昔、すっかり高嶺の花と化しました。しかし、羽生の地酒が他にもあると知りました。手に取ったのは晴菊の特別純米酒、四合瓶で税抜千円を切る破格の一本です。

酒のぎょうだ
羽生市西3-4-10
048-561-1406
930AM-2000PM
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小春日和の上州へ - 一平食堂

2020-11-29 18:27:06 | B級グルメ
佐野の街を出る前にお約束のラーメンをいただきます。前回定休日で振られた一平食堂が開いていたため、迷わず暖簾をくぐりました。
喜多方に比べると、佐野の店を訪ねた数は知れています。探せばさらに上を行く店はあるかもしれません。しかし、まず煮干、次いでカエシが香るスープと、喉越しのよい手打ち麺、濃く味付けされたチャーシューの組み合わせは完成されています。そして何より、店主と女将が二人で仕切る、昔ながらの大衆食堂の雰囲気が最高です。総合点ではやはりここだと改めて思います。

一平食堂
佐野市富岡町343
0283-22-4073
1100AM-2030PM(日曜 -1930PM)
木曜定休
チャーシューメン800円
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小春日和の上州へ - 上岡酒店

2020-11-29 18:12:33 | 酒屋
栃木からは東北道に並行する県道で峠を越え、佐野の市街に入りました。続いて立ち寄るのは上岡酒店です。
先ほど寄ったましだやが、日曜に限り六時で早仕舞いするとありました。物騒なご時世を反映してのことでしょう。こちらでも早仕舞いこそなかったものの、商品に手を触れぬようにとの張り紙が。手にとって比べられない状況の中、奇をてらわず鳳凰美田の初しぼりを選びました。

上岡酒店
佐野市相生町21
0283-22-0895
900AM-1900PM
水曜定休(12月は無休)
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小春日和の上州へ - ましだや

2020-11-29 17:04:01 | 酒屋
宇都宮の市街を後に、栃木へ向かう県道2号線を南下します。沿道に現れるのがましだやです。旅先からその土地の酒を持ち帰る自身の主義をあえて曲げ、蔵出しされたばかりであろう豊盃のしぼりたてを手に取りました。手に入る酒販店の心当たりはいくつかあるものの、世相が再び焦臭さを増しつつある中、買えるうちに買っておこうという寸法です。

★ましだや
下都賀郡壬生町大字壬生乙2472-8
0282-82-0161
平日 1000AM-1900PM
日曜 1000AM-1800PM
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小春日和の上州へ - 栃木県子ども総合科学館

2020-11-29 15:47:01 | 関東
電気機関車の保存は貴重と申しましたが、同じ市内に二両もあるのは、博物館を除くと相当珍しいかもしれません。続いては栃木県子ども総合科学館を訪ねます。
ここでは東武の機関車が四両の貨車を従えて、弧を描く線路の上に鎮座します。私鉄電機の保存自体が珍しく、ましてや編成単位となると全国的に見てもきわめて貴重ですが、知名度でEF57に譲るのは、貨物機と急客機の違いによるところが第一でしょう。それに加えて、純然たる保存目的かどうかという違いもあります。
屋根と柵に守られたEF57に対して、こちらの車両は自転車の貸出場を兼ねています。ホームに据え付けられた有蓋車が受付と自転車置場になっており、営業中は機関車の運転席も見学できるという仕組みです。そのような事情もあり、各所に札が貼り付けられて、原型は若干損なわれているものの、貴重な車両が今なお務めを果たしていることについては、素直に喜びたいものです。
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小春日和の上州へ - とちの木ファミリーランド

2020-11-29 15:04:21 | 関東
江曽島から南へ走ると、とちの木ファミリーランドを名乗る遊園地があります。大の大人が遊園地を訪ねたのは、園内にあるというC58を目当てにしてのことでした。しかし無駄足に終わりました。
案内板を手掛かりに、機関車がある方へ向かって歩くも、それらしきものは見当たりませんでした。園内を一周しても見当たらず、今一度案内板を見て気付いたのは、機関車があるはずの場所に歩道ができているということです。隣接していた競馬場が廃止され、跡地に巨大な屋内競技場ができて、そちらへと続く歩道が機関車の位置を貫いています。ただし、屋根の下でよい状態を保っていたと聞くだけに、再整備を名目に撤去されたとも考えにくいものがありました。携帯で調べ直してみたところ、市外に移設されたことを今更ながら知るという顛末です。そちらの方を通って帰るつもりではあるものの、その頃にはおそらく日が暮れているでしょう。次回以降の課題にする他なさそうです。
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小春日和の上州へ - 天馬

2020-11-29 13:47:27 | B級グルメ
歳とともに食が細り、はしごは年々厳しくなってきましたが、餃子ならその限りではありません。手近なところで専門店を探した結果、初見の「天馬」を訪ねました。
店があるのは江曽島の住宅地の一角、佇まいは一見すると喫茶店風です。テーブル二卓、小上がり三卓のささやかな店内を、年配の店主と女将が仕切ります。餃子にタンメン、ご飯だけという簡素な品書きを含めて、自身の理想とするところです。二種ある餃子をいずれも焼で注文すると、俗にいう羽根付き餃子が出てきました。見映えがするのもさることながら、分厚い皮に餡がぎっしり詰め込まれ、かなりの食べ応えがあります。持ち帰りを受け付けない旨の張り紙があるのは、包んだ餃子を焼き上げるまでが自身の仕事と考えているからでしょうか。店主の一家言が感じられる名店でした。

天馬
宇都宮市宮本町9-7
028-659-1578
1100AM-1400PM/1700PM-1900PM(LO)
月曜及び火曜定休
ニンニク餃子・干しエビ餃子各400円
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小春日和の上州へ - 淀川酒店

2020-11-29 12:46:15 | 酒屋
笑平の二軒隣に淀川酒店があります。宇都宮に数ある専門店の中でも、地酒を収めた冷蔵庫を九面、さらには酒とワインのそれぞれに専用の冷蔵室まで備えた店はここだけです。否応なしに目移りする中、古風なラベルの東力士を選びました。

淀川酒店
宇都宮市睦町6-7
028-633-4887
1000AM-1900PM
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小春日和の上州へ - ぎょうざの笑平

2020-11-29 11:47:03 | B級グルメ
自分の中で「正嗣」に次ぐ二番手が確立しつつあります。「笑平」が一軒目に繰り上がりました。
大谷へ向かっていく途中、宇都宮餃子の幟を立てた沿道の店が目に留まりました。店先に単車が止まっていることからして、ライダー御用達の穴場でしょう。それを結局見送ったのは、いわゆる町中華然とした店構えによります。それ自体好むところではあるものの、目当てはあくまで餃子です。かような観点からすると、純然たる専門店の「笑平」が自分の中では上回りました。
昼時に訪ねるのはよくよく考えると初めてです。混みはしないかと懸念するも、幸いにして待ち客の姿はなし。しかし、先客一人の状況から次々お客が暖簾をくぐり、席を立つ頃には八割方が埋まるという経過です。「みんみん」の看板を下ろしたことにより、観光客が寄り付かなくなる一方で、独自の進化を遂げた餃子が受け入れられ、地元では今なお根強い人気を誇ると見受けられます。店主と女将がきびきびと立ち回る雰囲気も好ましく、穴場としておすすめしたい一軒です。

ぎょうざの笑平
宇都宮市睦町6-11
028-678-4155
1130AM-1945PM(LO)
火曜定休
焼餃子一人前253円
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小春日和の上州へ - 菊地酒店

2020-11-29 11:22:19 | 酒屋
正嗣から西へ走ると大谷に至ります。目当ては去年出会った菊地酒店です。あのときいただいた、雄町サミット優等賞なる触れ込みの七水は秀逸でした。同じ品こそなかったものの、五百万石のひやおろしを持ち帰ります。

★菊地酒店
栃木県宇都宮市大谷町1085-1
028-652-0105
900AM-1930PM
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小春日和の上州へ - 正嗣

2020-11-29 11:02:24 | B級グルメ
宇都宮に泊まった翌日、お昼に餃子をいただくのはお約束ですが、物騒なご時世の影響はここにも及びます。「正嗣」が店内での飲食を休止しているのです。今回は他店を試してみる好機でしょう。当店では冷凍餃子だけいただきます。

正嗣 駒生店
宇都宮市駒生町1301-8
028-625-4546
1100AM-1920PM
水曜及び第一・第三火曜定休
冷凍餃子一人前220円
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小春日和の上州へ - 駅東公園

2020-11-29 09:46:01 | 関東
電気機関車の保存機は貴重です。駅東公園のEF57を訪ねます。
我が国の旧型電機の中で、随一の知名度を誇るのは何といってもEF58ですが、それに次ぐ存在となるとEF55か本形式ではないでしょうか。唯一現存する7号機は、ゆかりの地たる宇都宮で静かに余生を送っています。長い車体の両端に大型の集電装置が張り出した独特の出で立ちは、急客機らしい華やかさを感じさせるに十分です。背丈以上の柵に囲まれ、遠巻きに眺めることしかできないのが惜しまれるところではありますが、低い位置に隙間があるのは、子供の目線で機関車が見えるようにするためでしょうか。心憎い演出です。
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