月と太鼓の鑑賞に一時間あまりを費やし、そろそろお客が引けてきそうな時間帯になってきました。しかし、「どんぶらこ」を恐る恐るのぞいてみると、カウンターは相変わらずの盛況です。二晩続けて機会を逃し、満を持して臨んだ今夜もこの結果ということであれば、縁がなかったと割り切るしかありません。物騒なご時世、初見の店に飛び込むのも憚られます。「山海」か「連」の二者択一という状況で、中一日となる前者に飛び込むという顛末です。
同じ道中で二度目ということになれば、趣向を変える余裕が出ます。刺身に続いて注文したのは、一昨日も品書きにあったいもだこなる一品です。その正体は、里芋と蛸を炊いたこの時期らしいものでした。しかし、富山でも金沢でも同じものを見た記憶がありません。華々しさこそないものの、能登の文化の独特さが改めて窺われる一品です。
次いで目に留まったのは、町野産自家米使用の張り紙でした。「連」の店主は漁師でもあると小耳に挟みましたが、こちらの店主は農家でもあるようです。収穫があらかた終わったこの時期なら、おそらく新米に切り替わっているでしょう。その自家米をいただいて締めくくるということで腹は決まりました。店主の十八番の一つでもある中華料理の中から、カニ玉飯に惹かれるものはありながらも、巡り巡って選んだのは、最もてらいのないおにぎりです。女将手製のおにぎりを、これもおそらく自家製だろうたくあんとともにいただいて席を立ちました。
★山海
輪島市河井町6-21-12
0768-22-5254
1800PM-2200PM
日曜定休
千枚田
さしみの盛合せ
いもだこ
ふぐのしょうゆ漬
おにぎり
同じ道中で二度目ということになれば、趣向を変える余裕が出ます。刺身に続いて注文したのは、一昨日も品書きにあったいもだこなる一品です。その正体は、里芋と蛸を炊いたこの時期らしいものでした。しかし、富山でも金沢でも同じものを見た記憶がありません。華々しさこそないものの、能登の文化の独特さが改めて窺われる一品です。
次いで目に留まったのは、町野産自家米使用の張り紙でした。「連」の店主は漁師でもあると小耳に挟みましたが、こちらの店主は農家でもあるようです。収穫があらかた終わったこの時期なら、おそらく新米に切り替わっているでしょう。その自家米をいただいて締めくくるということで腹は決まりました。店主の十八番の一つでもある中華料理の中から、カニ玉飯に惹かれるものはありながらも、巡り巡って選んだのは、最もてらいのないおにぎりです。女将手製のおにぎりを、これもおそらく自家製だろうたくあんとともにいただいて席を立ちました。
★山海
輪島市河井町6-21-12
0768-22-5254
1800PM-2200PM
日曜定休
千枚田
さしみの盛合せ
いもだこ
ふぐのしょうゆ漬
おにぎり