日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

本日の晩酌 - 天明

2020-10-07 22:28:57 | 晩酌
一連の騒動が焦臭さを増してからというもの、途絶えていた話題の一つに酒の記録が挙げられます。死活問題に直面した飲食業の支援にかこつけ、身近な店で日々散財してきた結果、それらの記録が主となって、晩酌の酒については後回しにしていた次第です。ただし、旅と同様いずれは再開するつもりでした。長きにわたる中断が響き、去年の暮れに買った酒すらまだ取り上げていなかったため、まずはそこまで遡ります。紹介するのは「茶の天明」です。
登場回数こそ通称「みどりの天明」に譲るものの、長年愛飲してきた定番の一つです。生で熟成させてから出荷時に火を入れたとラベルにはあり、形の上では俗にいう生貯蔵酒にあたります。ただし、料飲店にありがちな、度数を下げた小瓶の酒とは別物であり、生熟成した酒特有の癖も全くありません。
華やかさよりも穏やかさを持ち味とする酒だけに、燗なら尚良しかと思いきや、意外にそうでもありません。前回の記録にも、あえて冷酒のままいただいたとありました。自身の感覚はあながち誤っていなかったようです。

★天明 純米吟醸火入れ1年熟成「茶の天明」
曙酒造(福島県会津坂下町)
原料米 山田錦
精米歩合 55%
日本酒度 +2
酸度 1.6
アルコール分 16度
酵母 煌酵母
福島県郡山市 泉屋にて購入
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