日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

当面の予定

2020-04-14 20:12:52 | 旅日記
二日間の中休みを経て天候が再び回復。朝方に気付いたのは、奥多摩の山々が雪化粧していることです。昨日は窓が結露しました。それだけ寒かったということでもあります。あの雨が山間部で雪になってもおかしくはありません。そのようなことに気付くのも、都内にしてはあり得ないほど空気が透明だからでしょう。「自粛」で車が減ったことによる恩恵です。
店屋物をとるという同居人に便乗し、外食は一日休みとなりました。先週以来激動の日々が続き、振り返る間もなかったため、この機会に当面の予定を綴っておくことにします。

「感染拡大地域」なる烙印を押され、半強制的に足止めされるに至った今、できることは身近な店の支援だけです。営業はさせたくない、しかし補償はしたくないという勝手な理屈に振り回され、存亡の危機に瀕している飲食店に、できる限りの散財をしていくのが当面の活動の中心となります。
お触れが出てから最初の一週間を乗り切り、流動的だった局面が次第に捉えやすくなってきました。最も多いのは、ひとまずの期限とされた大型連休まで休むという対応です。人出が激減したところへ営業時間の大幅な短縮まで求められ、まともに商売ができない環境となった今、それが最も無難なのは事実でしょう。その一方で、昼の営業を始めたり、持ち帰りのみに切り替えたりして、限られた時間の中で営業を続けている店も散見されます。ただし、定時でも七時という自身の終業を考えると、平日に店で呑むのは厳しいのが現状です。昼については外食を基本にするものの、夜については持ち帰りを主体にし、週末に限り店で呑むのが現実的でしょう。
思うに、接触を「減らす」ことと「なくす」ことは違います。街の機能を最低限維持しつつ、接触を極力「減らす」ことにより蔓延を防ぐのが目下の施策とすれば、大人数で宴に興じたり、深夜まで入り浸ったりするならともかく、一人で手早く飲み食いすることは「不要不急」にあたらないというのが自分の考えです。むしろ必要性の高い活動とさえ思います。店の明かりが消えるまでは足を運ぶつもりです。

最近気付き始めたのは、自粛自粛と叫ばれ始めた頃に比べて、局面が大分変わってきたことです。当初の段階で目に余ったのは、一部の人々を蔑ろにして「自粛」を叫ぶ勢力の横暴さでした。しかし、事態がいよいよ深刻さを増すに至って、連中が一枚岩ではないことに気付いてきました。一致団結を訴えながら、その実態は責任のなすり合いなのです。どこに潜んでいるかも分からない代物に怯え、人々が疑心暗鬼になった結果、国と自治体、自治体同士、さらには個人の間でも責任のなすりあいが繰り広げられ、最も短絡的な手段として閉じこもることが目的化されてしまいました。その結果、宙に浮いた一部の人々が見殺しにされかかっているということでしょう。
外に出ること自体が不要不急であり悪であるという狂った思想に与するつもりはありません。「専門家」を名乗る人々が意見を述べてはいるものの、それらはあくまで自分の土俵に乗った医学的見地からの話です。しかるに、大局的な視点から判断すべき政治家の発言も、マスコミによって表面的に伝えられ、かえって不安を煽る結果になっているのが現状ではないでしょうか。人間不信が連鎖して、誰もが正常な判断能力を失っている今、信じられるのは自分だけです。正否は後世の人々が判断してくれるでしょう。自身の信条に従い、冷静に行動したいものだと思います。
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