日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

雨上がり

2020-04-05 19:46:12 | 旅日記
都内の桜もいよいよ見納め、散歩がてら名残の花見に出るつもりが、結果としては空振りでした。
前日の時点で予報は二つに割れていました。気象協会は終日晴、ウェザーニュースは昼から曇って雨が降り夕方に上がるというものでした。つまり、いずれにしても午前は晴れるということです。しかるに、目が覚めると窓の外には曇り空が広がっていました。昼頃からは小雨が降り出し、このまま日が暮れるかにも思われました。ところが、四時を過ぎた頃から俄に雲が晴れだして、やがて夕日が射してきました。すぐさま飛び出し、日が暮れるまでの間に近所を軽く流して切り上げるという顛末です。
日が射してから暮れるまで、実質一時間ほどだったでしょうか。持ち時間の長さでは昨日と比べるべくもありませんでした。しかし、雨が埃を流したのか、夕日の鮮明さが前日よりも上でした。沈む間際の夕日に染まった花びらの色合いが印象的でした。ヘリコプターという名の蠅が飛び交う頻度も格段に少なく、限られた時間とはいえ心置きなく観賞できたのは幸いです。
気温は大分下がりました。終日Tシャツ一枚だった前日から一転、雨合羽を羽織り、手袋をはめて自転車を漕ぎました。その寒さが散りゆく桜を食い止めて、弘前流にいうならまだ五分散りです。八重桜はこれからで、まだ見頃の山桜も散見されます。とはいえ花見には潮時も大切です。明日の朝、もう一周だけしてから切り上げるつもりです。
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