結露

最速列車の恩恵で早く帰れはしたものの、寄る年波のせいもあるのか、早起きするだけの気力は戻りませんでした。定点観察は早くとも明日からとなります。
「三日見ぬ間の桜かな」ともいうだけに、二日も留守にしていれば開花も相当進むだろうと思っていました。それだけに、眺めがほとんど変わっていなかったのは意外でした。しかし後々納得させられることになります。朝方こそ少し霞んだ春らしい陽気だったものの、昼頃から冷たい風が轟々と吹きました。その風が霞を吹き飛ばしたか、時間が経つほど遠景が鮮明になっていき、夜には窓が結露しました。暖冬といわれ続けた今季にしては、珍しいほど気温が下がったということです。今更寒くなったことで、開花も進まなかったのでしょう。先週末の時点では、彼岸を待たずに花盛りとなりかねない勢いにも思われたものの、そこまでの早さにはならないかもしれません。開花状況を注視しつつ、今週末の使い道を見極めるつもりです。