見送り

かねてから自覚していた体力の陰りが、いよいよ明白になってきたということでしょうか。またもや見送りとなってしまいました。
前日からの疲れを引きずり、目が覚めたのは六時過ぎです。目的地はそれほど遠くないだけに、すぐさま出れば挽回できる状況ではありました。しかるに決断できなかったのは、予報に反して平凡な曇り空が広がっていたからでもあります。水戸については潔く切り、宇都宮にだけ行くという代替案も検討したものの、冴えない曇り空の下を延々走っていくのかと考えたとき、楽しみというより面倒だという心情が勝りました。その結果、無理して旅に出るよりも、今週末は休養に充て、次なる旅をよりよいものにしようと思い至った次第です。
休養に充てるとはいっても、二日とも棒に降るのはもったいない話です。一日は休むとしても、翌日は日帰りで活動するのが順当ではあります。しかし、そうしようにも予報がどうにも冴えません。屋内の施設ならばと思っても、件の病の余波を受け、どこもかしこも休館となってしまいました。これでは一献傾けるのがせいぜいです。酒だけ呑んでも面白味には欠けるのが実情ではありますが、煽りを食って青息吐息の飲食店に、せめてもの支援ができれば上出来でしょう。