朗報

先月の上旬、静岡を訪ねたときに思ったのは、例年よりも半月近く季節が先行しているということです。冬はさしたる見せ場もなく過ぎ去り、梅もたちまち開花して、遅かれ早かれ桜も咲こうとしています。あらゆることが早過ぎて、拍子抜けしているのが実情です。とはいえ朗報もないわけではありません。花粉の飛散が明らかに少なくなってきたからです。
静岡を旅した時点で、今年の飛散は早かろうと覚悟しました。その予想はおおむね的中し、症状が出始めるまでさほどの時間はかかりませんでした。しかし結果として、最も煩わされたのは東北へ行く直前までだったでしょうか。例年に比べ時期が繰り上がったのもさることながら、期間としても短かったという印象があります。寒冷地の北陸と東北をそれぞれ三日旅していたこともあり、実質的な被害はそなおさら小さく感じられました。当面は目薬を携帯するものの、花粉に煩わされる場面は少なくなっていきそうです。