日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

房総半島縦断ツアー 2014 -全行程終了-

2014-11-16 22:53:22 | 関東
MOSの閉店とともに全行程終了です。357号線経由で帰路につきます。
先週までは、冬とは名ばかりの暖かさに拍子抜けしたのに対し、今回は日が落ちてからがとにかく冷えました。キャンプはおそらく今回で打ち止めとなるでしょう。透明な青空といい、極限まで早まった日没といい、季節が名実ともに冬を迎えたことを実感した今回の旅でした。
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房総半島縦断ツアー 2014 -モスバーガー千葉大学前店-

2014-11-16 22:22:34 | MOS
さらに周回して11時の位置まで下りてきました。小旅行のトリを務めるのは千葉大学前店です。
昨年この店舗を訪ねたときは、古びた店舗に感銘を受けた一方で、一つだけ心残りがありました。閉店間際の一刻を争う時間に飛び込んだため、店舗の外観をまともに撮ることができなかったのです。正確には、感度を上げて手持ち撮影はしたものの、一応押さえただけに等しい結果でした。その点、今は高感度域で絶大な性能を発揮するEOS-1D Xという武器があります。手持ち撮影なのは同じでも、画質にかけては段違いです。これでようやく納得の行く画が撮れました。
ただし、ここを訪ねた目的は、写真撮影自体にあるのではなく、二十年来変わらぬ路地裏MOSの雰囲気に浸るためです。テーブル、椅子、フローリング、腰壁からダストボックスに至るまで、木目に見える場所はもちろん本物の天然木。標準よりも濃いめの色で統一されたところが、この店舗の個性を一層引き立てています。古びたシェイクマシンがレジの背後に鎮座し、年配の店主とともに今なお仕事をこなしているところもたまりません。最後を飾るにふさわしい一軒です。

モスバーガー千葉大学前店
千葉市稲毛区緑町1-26-6
043-247-5655
700AM-2300PM
第745号
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房総半島縦断ツアー 2014 -モスバーガー千葉小倉町店-

2014-11-16 21:34:40 | MOS
126号線で千葉市街を反時計回りに迂回し、四時から一時の位置まで移動してきました。ここで登場するのが本日の二軒目となる千葉小倉町店です。
去年この店舗を久方ぶりに訪ねたとき、ごくありふれた郊外型店舗という記憶に反し、言葉では言い表せないほどの複雑な造形をしていることに対して、大いに驚かされたものでした。様々な方向の天井が複雑に交わったレジ周りを眺めると、この部分をどうやって図面に起こしたのかと不思議になってきます。床から立ち上がった窓の向こうに広がる、鬱蒼とした中庭の眺めも秀逸。年に一度は定点観測したい名建築です。

モスバーガー千葉小倉町店
千葉市若葉区小倉町871-18
043-226-6177
700AM-2400PM
第1848号
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房総半島縦断ツアー 2014 -モスバーガー土気駅前店-

2014-11-16 19:59:26 | MOS
国道と県道を小刻みに乗り継いで千葉市内に入りました。昨年と同様、最後は古きよきMOSを訪ね歩きます。最初に立ち寄るのは、昨年時間の都合で素通りした土気駅前店です。
唄の文句のごとく、何でもないようなことが幸せだったと思う瞬間が、MOSの世界にも往々にしてあります。その昔はごくありふれて見えた店舗を、今になって再訪すると、数ばかり追い求めていた若かりし頃には気付かなかった、その店の凝った造りが見えてくるのです。ここもまたそのような店舗の一つとなりました。
絵に描いたような新興住宅街を擁する駅前には、傾斜した地形に合わせて造られた、なだらかな階段状のショッピングモールがあり、その一番駅寄りにMOSはあります。明かり取りの大きな窓を開けた三角屋根の玄関を奥に、出窓のようなガラス張りの客席を手前に置き、出窓状の建屋の上から長い庇を張り出させて、その下にテラスを置くという外観がまず秀逸。玄関をくぐると、大理石にステンレス焼き付けのMマークをあしらったレジカウンター、そして円形をした作り付けの高いテーブルとベンチがあり、そのテーブルから吹き抜けの高い屋根に向かって、作り物ながらも樹木が一本伸びています。この玄関周りを含め、天然木のテーブルとベンチも、ダストボックスも往年のまま残り、看板が緑に変わった以外は何もかもがそのままです。
去年訪ねた二軒のMOSも、ここに勝るとも劣らないほど味のある店舗でした。政令指定都市とは名ばかりの、呆れるほど見所のない千葉市ではありますが、MOSの店舗に関する限りは、北九州市と並ぶ全国の双璧といってよさそうです。

モスバーガー土気駅前店
千葉市緑区あすみが丘1-20-1
043-294-8689
700AM-2300PM
第866号
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房総半島縦断ツアー 2014 -季節外れ-

2014-11-16 18:05:58 | 関東
とっぷりと日は暮れ、あとは寄り道しつつ帰路につきます。まずは鴨川有料道路を北上して久留里にやってきました。目当ては平成の名水百選に名を連ねる町内の井戸です。
日中15度を超えた気温は、日が暮れてから大きく下がって現在7.5度です。さすがの自分も半袖では居ても立ってもいられません。こうなると名水も季節外れといった感が漂ってきます。これが先月なら、日中かなりの汗をかいて、冷たい水をがぶ飲みしたくなっていたところです。わずか一月経つ間に、季節は随分進んだものだと思います。
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房総半島縦断ツアー 2014 -宿願達成-

2014-11-16 16:29:19 | B級グルメ
鴨川市街に入ったところで夕日が山陰に落ち、撮影は否応なしに終了です。これでようやく遅いお昼がいただけます。鴨川といえば思い出すのは「おらが丼」ですが、今回は真っ先に選びたいものがありました。ほっともっとのソース焼きそばです。
ほっかほっか亭時代からこよなく愛用してきた、しかしほっともっとの全国チェーン化の過程で姿を消してしまった九州限定の焼きそば弁当が、名前を変えて全国的に売られていることを知ったのは、つい先日のことです。それ以来、この焼きそばをいただくのが喫緊の課題となりました。今回はついに宿願達成というわけです。
そこまで待ち焦がれた焼きそばでしたが、結論としては似て非なるものでした。顕著に違う点は二つあります。一つは麺です。最大の特徴だった太めのストレート麺が、ごく普通の麺に変わって、それに伴い持ち味も薄れてしまったように思います。もう一つの違いは具材で、豚肉、キャベツ、玉葱、人参、もやしまではそのままながら、かつて使われていたイカと海老がなくなりました。
具沢山なところは往年のままであり、出来立てであることを含めて、コンビニの焼きそばなどよりはるかに上です。しかし、あの焼きそば弁当と比べてしまうと、復活した焼きそばが若干見劣りするのは否めません。かつてのように、一日最低一食いただきたいかといえば、そこまでではないというのが率直なところです。ただし、このように感じるのは、矯正治療の弊害で歯の状態が悪く、麺類を十分に味わえないという事情にもよります。二度三度と試すうちに、かつてと同様深みにはまる可能性もありそうです。
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房総半島縦断ツアー 2014 -魚見塚展望台-

2014-11-16 15:50:24 | 関東
西日は容赦のない勢いで傾き、今から寄れる駅はたかが知れるという状況になってきました。ここが潮時と割り切り、眺めのよい場所を求めてやってきたのが魚見塚展望台です。
鋸山と比べてしまえば元も子もないものの、あちらは実質千円以上の出費が要ります。無料であることを思えばこれで十分でしょう。南に切り立った岩場が、北に緩やかな弧を描く砂浜が続き、正面に渺茫たる太平洋が広がるところは、東京湾を一望する鋸山とは好対照。いかにも外房らしい眺めです。
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房総半島縦断ツアー 2014 -太海駅-

2014-11-16 15:21:42 | 関東
安房鴨川まであと一駅、続いて訪ねるのは内房線内最後の太海駅です。切妻屋根、庇、車寄せに琺瑯看板、小さな出札口といった駅舎の造りに加え、対向式のホームから背後の山との重なり具合に至るまで、江見駅とは双子のように似通っています。
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房総半島縦断ツアー 2014 -江見駅-

2014-11-16 14:40:01 | 関東
続いて訪ねるのは安房鴨川の二つ手前の江見駅です。改築されながらもそれぞれに個性があった千倉、和田浦の両駅に対し、こちらは切妻屋根の古い木造駅舎で、車寄せには那古船形と同じく琺瑯の駅名看板が掲げられています。そればかりか、この駅では出札口も造り付けのベンチもそのままです。背後の山との重なり具合がよく、線内ではとりわけ写真写りのよい駅舎でもあります。
唯一惜しいのは、駅前に14階ものリゾートマンションが建ち、特にこの時期には早々と日陰になってしまうことで、今回も御多分に洩れずという結果でした。ただし、駅舎の顔というべき車寄せの部分に辛うじて日が差していたため、今回は痛み分けといったところでしょうか。
それにしても、三時前だというのに日が大分傾いてきました。日没は四時半、実質的に使えるのはあと一時間内外でしょう。やはり、11月にもなると日没との戦いが熾烈を極めてきます。悠長にお昼をいただく時間はなさそうです。
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房総半島縦断ツアー 2014 -和田浦駅-

2014-11-16 14:17:28 | 関東
続いて訪ねるのは一つ隣の和田浦駅です。改築された駅舎とはいえ、無塗装の羽目板と蒲鉾型の屋根、吹き抜けになった背の高い玄関、その下に掲げられた駅名の扁額など全体の造りがよく、ロータリーの中央に立つ見上げるような椰子の木もよい点景になっています。
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房総半島縦断ツアー 2014 -森永牛乳-

2014-11-16 13:55:55 | 関東
淡々と進んで南三原に着きました。駅前に建つ、今は営業しているのかも分からない、森永牛乳の看板建築の商店がよい味を出しています。ここへ来る途中に通った生垣の家並みも独特でした。駅舎を見物するのもさることながら、このような小発見も駅めぐりの楽しみなのです。
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房総半島縦断ツアー 2014 -千倉駅-

2014-11-16 13:08:39 | 関東
短い日中をどう使うか思案の末、駅に寄りつつ反時計回りに周回することにしました。館山、九重に続いて立ち寄るのは、房総半島最南端の千倉駅です。
この駅を初めて訪ねたときは、先代の駅舎が取り壊されて仮駅舎になっていた頃で、ここもつまらぬ駅に成り下がるのかと嘆かわしく思ったものでした。しかし、その予想はよい方向に裏切られました。コンクリート打ちっ放しの駅舎は、カーブを描くホームに合わせるかのように、左から右へと弧を描きつつせり上がっており、縦方向に等間隔で並ぶ柱が、その個性的な出で立ちに絶妙な変化を添えています。しかも、柱と柱の間には、床から屋根下まで高い連続窓が開けられ、窓の上部は弧を描く屋根に合わせて台形をしているという凝りようです。安普請のつまらぬ駅ばかりを量産するJR東日本にしては、奇跡といってよいほどの名建築だと私は思います。
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房総半島縦断ツアー 2014 -奇遇-

2014-11-16 11:33:27 | 関東
駅前で当地在住の旧友に遭遇。旅先で活動仲間にに出くわすのは日常茶飯事とはいえ、それ以外ということになると、「見知らず」の親方と会津で遭遇して以来かもしれません。
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房総半島縦断ツアー 2014 -那古船形駅-

2014-11-16 11:16:22 | 関東
定点観測で那古船形駅に立ち寄ります。木の羽目板もそのままだった駅舎が、線内の他の駅とともに白く塗装されたのは何年前のことだったでしょうか。しかし、その羽目板が雨風にさらされて、今ではいい味わいを放つようになってきました。安物の建材を貼り付ける形での改装が多い中、駅名を入れた青地に白文字の琺瑯看板を含め、元の駅舎のよさを活かす形で改装されたのは喜ばしいことです。
ちなみに、気温は少し上がって13.5度。穏やかな日差しが注ぎ、体感温度はそれ以上です。ここからは半袖に着替えての活動となります。
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房総半島縦断ツアー 2014 -相浜丸-

2014-11-16 10:30:25 | B級グルメ
一駅進んで船形にやってきました。漁港併設の食堂で朝食をいただきます。全て地物というわけではないにしても、気前よく六点盛られた刺身定食が千円ぽっきりとは良心的です。

相浜丸
館山市船形297-88
0470-27-4811
900AM-1700PM
祝日除く第一・第三木曜定休
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