日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

花見の旅in四国 二日目

2011-03-28 00:09:40 | 中国
帰宅しました。初めて見る四国の桜は思ったよりもささやかなものでした。見頃には少々早く、なおかつ見事な枝振りの大木もなければ絢爛豪華な桜並木もなく、市井で名もなき桜が咲いているといった光景でした。しかし、季節がめぐり、そんなありふれた光景が今年も帰ってきたかと思うと感慨深いものがあります。また、大ぶりながらも型くずれしない花の一つ一つは実に見事で、粒揃いという点では全国屈指ではなかったかと思います。天候にも恵まれ、さわやかな陽気の中で一足先に花見ができたのはよいことでした。
近所の公園では桜の蕾が緑から徐々に桜色へと変わりつつあり、早咲きの木の一番早い枝なら明後日あたりに開花しそうです。この先数日の気温にもよりますが、極端に寒くも暑くもならなければ、次の週末には五分咲きの一歩手前、つまり今週末の高知に近いところまで開花が進むのではないでしょうか。来週は想定より一週遅れて地元での花見となりそうです。
それにしても、西日本から戻ると都内の暗さに驚かされます。半月経てば少しは活気を取り戻すかと思いきや、事態は全く変わっていませんでした。それだけ根が深いということなのでしょう。桜の花が、荒んだ街に彩りを添えてくれることを期待しています。
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