汽車旅in九州2011 四日目

活動を再開します。鹿児島の街には霧雨が降っています。今日は大阪を通って東京へ戻る最終日です。山口が一時間、宮崎が二時間、広島、福岡、鹿児島がそれぞれ一晩という駆け足の旅でした。再訪したところで何もすることがない山口と、年内にあと一度は再訪の機会がありそうな福岡はともかく、宮崎と鹿児島にはもう少しゆっくり滞在したかったというのが本音ではあります。せめて満開の桜を明るいうちにもう一度眺めたいのはやまやまながら、三連休の最終日ゆえ、8時より後の列車は終日満席です。名残を惜しむ間もなく出発します。
年に一度が通例の南九州も、新幹線を使えばその日のうちに到達できる距離まで近づいたのは事実です。年内再訪の可能性をわずかに残して鹿児島を後にします。またの機会に…

汽車旅in九州2011 四日目

本日の全行程終了です。中央公園のソメイヨシノが霧雨に濡れています。去年の五月、釧路で眺めた最後の桜を思い出させるような光景です。季節は巡り巡って、今年も桜前線が本土に到達しました。人々がどんなに疲弊しようとも、桜は今年も大輪の花を咲かせるのでしょう。暗い世相の中にも、どこかで明るい春の兆しが見えているようです。