リンパ浮腫にならないためには…(^^♪

乳がん手術で、脇の下のリンパ節郭清を行った場合、
リンパ液の流れが悪くなって、手術した側の腕がむくむことがあります。
これば所謂“リンパ浮腫”なのですが、自分の普段の心がけによって、
リンパ浮腫を予防することが出来ます。

私が、昨年の10月下旬に右足下肢静脈瘤の手術をした病院で、
私が入院中にリンパ浮腫教室があり、参加することにしました。
時間は約1時間でしたが、自分の今までの生活の中で反省すべきことが多々ありました。
そこで、簡単にまとめてみたいと思います。


リンパ浮腫と上手に付き合うために

1.　感染予防のためのスキンケア
身体に傷をつくらない
皮膚を清潔に保つ
ケガをしたらすぐに対処する


身体に傷を作らない

・爪の付け根の甘皮を切らないようにする。特にネイルサロンでの施術に注意。
・爪を切るときには深爪をしない。
ささくれや甘皮は無理やり剥がさずに保湿クリームなどを塗って治す。

・日焼けは炎症の元になるので、注意する。
夏でも長袖の服を着るなどして、紫外線を浴びないように注意する。

・ムダ毛処理は、カミソリを使わずに電動カミソリを使用する。
・市販の脱毛剤は皮膚の刺激となるために避ける。
カミソリを使うと意外と細かいささくれ傷が多数生じている。

・患肢には、だぼく・切り傷・やけど・スポーツ外傷・虫刺され・ペットのひっかき傷などを作らないようにする。


皮膚を清潔に保つ

・患肢やその付近は清潔に保ち、皮膚炎にならないようにする。
・皮膚の状態を良好に保つために、入浴後などは弱酸性の保湿ローションを使用する。


ケガをしたらすぐに対処する

・ミニ救急セットを携帯しておく。
除菌用のウェットティッシュ・液体消毒薬・ばんそうこう・カット綿
・痒み止め・日焼け止めクリーム・保湿ローション・とげ抜きなど…。。。



2.　身体を締め付けない下着や衣類の選び方

とにかく身体を締め付けない

・身体を締め付けないゆったりとしたものを身に着ける。
・手首・腕・首周り・ウエスト・足首など、ゴムやベルトで締めるデザインの服は裂ける。
・和服の帯も注意!!
・低い圧でも、外したとときに痕が残るようなアクセサリーや輪ゴムなどはつけないようにする。



3.　日常動作や行動、日用品の注意


長時間、同じ姿勢をしない
やけど等に注意する
重たいものは持たない




長時間、同じ姿勢をしない

・立ちっぱなしや座りっぱなしなど、長時間同じ姿勢をとることは避ける。
・入浴では、長湯や熱い湯は避ける。
・サウナ入もしないほうが望ましい。
・患肢を急激な温度変化にさらさない(食器洗い等)。
・患肢を予防するために、作業中は手袋等を利用する。
・患肢であまり重たい荷物は持たないようにする。
買い物等は、キャリーバッグを利用すると便利。




4.　運動・レジャー・趣味・仕事上の注意

疲労感を強く残さない。

・運動は大切だが、負荷のかけすぎには注意し、疲労感の残る運動や動作は避ける。
・重いものは小分けにして運ぶ。
・パソコンを使ったり、編み物や裁縫など、根を詰める作業をするときは
30分に1回くらい手を止め、軽くストレッチ等をする。
・睡眠を十分にとり、疲れをためない。上手にストレス発散をしましょう♪



5.　食事、栄養の注意

バランスの取れた食生活を送る

・バランスの取れた食生活を送り、適正体重を維持する。
・塩分の取りすぎに注意する。



6.　旅行、移動の際の注意

じっとせずに軽く手足を動かす

・飛行機に乗ったときは気圧が低下するので、気付いたときは手足を動かすようにする。
・長時間の車の運転は避ける。
小まめに中継をとり、車内から出て軽く運動したり歩いたりする。




7.　医療施設や治療院での注意

血圧測定などは患肢ではしない
異常がある場合は、医療機関へ
・血圧測定や採血、注射、点滴は、必ず良いほうで受ける。
・手術した患部や放射線をあてたリンパ節周辺には、針治療や一般的な強いマッサージは避ける。
・発信、痒み、発赤、熱感、発熱がある場合は、急性リンパ管炎の初期症状の可能性があるため、
速やかに医療機関を受診する。



ポイントさえ抑えておけばリンパ浮腫は防ぐことができるそうです


普段の生活で、自分の身体に負担をかけないように気をつけましょうね。
私も“リンパ浮腫教室”に参加して、反省すべき点が本当に沢山ありました。
また気を引き締めて、リンパ浮腫にならない生活を送るように心がけたいと思います。。。