MT MANIAX

苦難の時にこそ、われわれは隣人に対して寛大であらねばならない。そうしていれば世界はわれわれにとって寛大なものになるはず。

工場視察の案内

2008年07月17日 | 日記
 月曜日のブログの記事から何回か出ている食品衛生の許認可について、今日は役所から役人がやってきました。工場の現場審査のためです。これまで書類審査、サンプルの審査に合格しており、今日は工場の現場審査です。役人の案内をしました。人の動線、物の動線に沿って簡単に説明をしました。緊張しましたが、割といい感じで現場審査を終えることができ、ほっとしています。

初の試生産

2008年07月16日 | 日記
 工場の製造ラインがほぼ整い、原料がそろい、いよいよ本日、初めての試生産が行なわれました。工場では大きく分けて2品目が製造されるため、本日はそれに習い2品目が生産されました。
 生産部門が入念にシュミレーションしていたおかげで、大きなトラブルもなく、予定通りに生産ができました。製造ラインで初めて出来上がったサンプルは、なかなか味がよく、日本製のものよりも良く感じました。感慨深い。
 品質検査用にサンプルを抜き取ったのですが、私が食べてしまいたいぐらいです。

またまた塩分98%(泣)

2008年07月15日 | 日記
 昨日、作ったサンプルを、同僚にお願いして、役所へ持っていってもらいました。ある食品製造の衛生に関する許認可申請のためです。昨日、検査の結果、塩分が98%で異常に高いと連絡があり、再検査してもらうために作成したサンプルです。サンプルは朝、提出してもらいました。理論上、ありえない結果であったので、役所の検査ミスであると容易に想像できたので、ひとまず安心していました。
 すると昼過ぎに役所から連絡がありました。内容は「昨日とほとんど同じ結果が出た」とのことでした。ありえない!!! 試験方法、サンプル中の塩分の理論上の割り合い、実験設備などについて役所の検査員と話をする必要があると判断し、役所へ急行しました。
 役所では検査員と直接話しをさせてもらえませんでした。誰か関係者と話をさせてくれ、と窓口に伝え、1時間半ほど待たされました。提出したサンプルにとって、塩分98%という数値は理論上ありえない数値ですが、さすがに心配になってきます。何か致命的で根本的な私の間違いがあったのではないか。1時間半が非常に長く感じられました。
 すると連絡係みたいな人がやってきて「問題ない結果が出た」と言いました。午後になり、再度、検査が行なわれ、正常な値が出たとのことでした。ホッとしました。中国の役所は面子を大事にしますので、なぜ異常な塩分値が出たのかは教えてくれませんでした。結果オーライなのですが、気持ちの悪い感じです。

塩分98%!?

2008年07月14日 | 日記
 ある役所にサンプルを渡していました。食品製造の衛生に関する許認可申請んためです。その結果について連絡がありました。その内容は「異常な数値が出た。再度、サンプルを提出せよ」とのことでした。塩分の値が異常に高いとのことです。結果が「塩分98%」とのことでした。そんな食品が存在するもんか。理論上、ありえない。それは食品ではなく、ほとんど塩やんか。めちゃくちゃやなあ。役所に喧嘩を売っても仕方がありません。明日、すぐにサンプルを提出するために、残業して再度サンプルを作りました。

もみあげが・・・

2008年07月14日 | 日記
 昨日の夜、散髪へ行きました。中国人が経営している散髪屋なので、当然ですが日本語が通じません。チョキチョキと切られ、そのあとにバリカンが登場しました。バリカンを持った理髪師が私のもみあげを指差して何か言ったので、「不要、不要(ブーヨウブーヨウ)」と答えました。もみあげをバリカンで処理して欲しくないと言ったつもりだったのですが、上手く伝わっておらず、みごとにバリカンでもみあげをバッサリと処理されてしまいました。文句を言おうとしたのですが、もみあげのことを中国語で何と言えばいいのか分かりません。言葉って大事ですね(泣)。
 今日、出勤しても、同僚たちからは、短くなったもみあげについて、突っ込みはありませんでした。ばれてないのだろうか。

「HEROES」おもろいわ

2008年07月13日 | 日記
 『相棒』のDVDボックスをすべて見終えました。ボリュームがあったなあ。日本では映画版でどんな物語が展開したのだろうか。
 今日からは、アメリカのテレビドラマシリーズの『HEROES』を見ています。これ、おもしろいわ。はまりそうです。
 大人の人にとっては好き嫌いが分かれると思います。少し前の映画になりますが、M・ナイト・シャマラン監督の『アンブレイカブル』が好きな人は、『HEROES』が楽しめると思います。
 未来を描く漫画家が良いし、オタクの日本人も良い。学者のインド人も良いし、心を読める警官も良い。テンポがよくて飽きません。
 ハリウッド映画がアメコミものを大量生産するよになって久しいですが、連続テレビドラマにすると、一つ一つのキャラを掘り下げて描けるのだなあ。

鍵を忘れて外出

2008年07月12日 | 日記
 今日、出かける際、アパートの鍵を持って出るのを忘れました。うっかりしていました。問題は、私が住んでいるアパートがオートロックであること。アパートの扉を閉めた瞬間、鍵を持ってきていないことに気がつきました。あと1秒、早く思い出していれば・・・。後悔しても仕方がありません。人との待ち合わせの時間が迫っていたので、仕方がなくそのまま外出しました。
 帰宅後、不動産屋へ連絡し、大家さんへ連絡をとってもらい、合鍵で鍵を開けていただきました。連絡がとれると、すぐに大家さんが駆けつけてくれて、大変感謝しました。日本であればそれほど焦らないのですが、中国語もまともに話せない状態で生活しているため、トラブルが起きるとものすごく不安になります。親切な大家さんのおかげで助けられました。謝謝!!

中国のハーゲンダッツの値段にびっくり

2008年07月12日 | 日記
 午前中、観前街という繁華街へ行きました。暑いのでアイスクリームを食べようと思い、ハーゲンダッツの店に入りました。ここに入るのは初めてです。中国へ引っ越してから3ヶ月が経ちましたが、まだうまいバニラアイスに出会っていなかったので、期待しながら店に入りましたが・・・。値段を見てびっくり。高い!これは中国人の方々が気軽に入れる値段じゃないなあ。私も躊躇してしまいます。ディッシャー(カシャカシャという音がする、アイスを丸に形にくりぬく道具)で一つとってもらい、カップに入れてもらいました。いわゆるハーゲンダッツショップの「シングル」というものですが、これが一つ28元(約420円)でした。日本での価格が340円ですので、物価の異なる中国ではかなり高額なアイスクリームであると言えます。これは、もう二度と買う気にならないなあ。

「から井」にイラッとした

2008年07月11日 | 日記
 自宅で使っているパソコンのMS-IMEにイラッとしました。「辛い」を書きたいと思い、「からい」と入力して漢字変換したところ、「から井」が出てきました。そんなアホな。「から井」って、いったい何語やねん。イラッとしました。

ゲゲゲの鬼太郎の実写映画の続編が上映されるんですね

2008年07月10日 | 日記
 ネットのニュースで、ゲゲゲの鬼太郎の実写映画の続編が上映されることを知りました。全然、知らなかったです。好きな映画で、好きなマンガに関係することのなのに・・・情報に疎くなっているなあ。
 作品の公式サイトを見てみたいのですがネットで接続できず、詳しい情報が得られませんでた。どんな感じなのかなあ。

「スラムダンク」いいなあ

2008年07月09日 | 日記
 会社から帰宅後、久しぶりにマンガ『スラムダンク』を読みました。はじめから読まず、物語の最後の湘北・山王戦を読みました。本当に久しぶり(多分、10年ぶりぐらい)に読んだのですが・・・やっぱりおもしろいわ、このマンガ。山王戦で最高のテンションで終わったマンガであったことを再認識させられました。いい場面も多いです。一番好きなシーンは、安西先生が次のセリフを話すシーンです。涙もんです。

桜木君がこのチームにリバウンドとガッツを加えてくれた
宮城君がスピードと感性を
三井君はかつて混乱を
のちに知性ととっておきの飛び道具を
流川君は爆発力と勝利への意志を
赤木君と小暮君がずっと支えてきた土台の上に
これだけのものが加わった
それが湘北だ

暑い日に、冷やしたオレオがうまい

2008年07月08日 | 日記
 連日、蘇州では暑い日が続いています。最高気温が37℃から38℃の日が続いています。この暑さがまだまだ続くそうです。7月下旬から8月には最高39℃ぐらいになるそうです。信じられない! えらい土地に来てしまった・・・!
 そんな暑い日ですが、会社から帰宅後、ちょっと冷たいお菓子を食べたいと思いました。そこで近所でナビスコのオレオを買ってきて、これを冷凍庫に2時間ほど冷やしました。期待通り、つめたくいい感じに冷えて、おいしく食べることができました。クッキーのカリッという食感は残り、食べるとひんやりとしたクリームが待っています。これは、なかなかいいなあ。

まきまきウンコのデザインを作った人は誰?

2008年07月07日 | 日記
 汚い話で申し訳ありません。先日、ふと気になったことがあります。それは、とぐろを巻いた、ソフトクリームの上の部分のような、あのうんこのデザインは誰が作ったのか、ということです。つまらない話で申し訳ないのですが、非常に気になりました。ちなみに、私が小さい頃、近所ではあのうんこを「まきふん」と呼んでいました。「まきぐそ」「まきまきウンコ」と呼んでいた地域もあるようです。
 私があのデザインに親しんだ媒体は、マンガ『ドクタースランプ』でした。アラレちゃんが木の枝を使って「つんつくつん」と突いていた姿は今でも覚えています。アニメに出てきたうんこはピンクや薄い緑色であったと記憶しています。そのため、子供心に汚いものとは感じませんでした。あれが茶色だったらアニメとして受け入れられたのか・・・興味がありますめ。
 このうんこについて調べてみると、昔、ジャンプで連載されていた『トイレット博士』というマンガが始まりのようなのですが、いまいちはっきりとしたことが分かりませんでした。このデザインは、一説には500年前のドイツ発祥説もありました。
 ウンコとソフトクリームのデザインをくっつけるとは、すばらしいセンスであると思います。あのデザインにすることによって、ウンコをギャグマンガに取り入れられたのだと思います。巻いていないと、ギャグとして笑えません。
 一番すばらしいことは、あのデザインがウンコを表す記号として、日本に浸透したことです。一つの国の中で通用する記号を作ることはすばらしいと思います。
 つまらない話ですが、興味が沸いたので書いてみました。この記事を公開するか否か迷いましたが公開することにしました。すいませんでした。

ソーメンを食べました

2008年07月06日 | 日記
 今日もカンカン照りの暑い日でした。わざわざブログに書くこともないのですが、久しぶりにソーメンを食べました。自宅から歩いて20分ほどのところにある日本食料理屋へ行きました。店について冷やしソーメンと野菜天ぷらを注文。この組み合わせは、暑い日の昼飯の最強タッグの一つであると思います。
 ソーメンはよく冷えていてコシもありました。麺つゆの味が心配だったのですが、普通に日本にあるソーメン用の麺つゆと同じ味でほっとしました。野菜天ぷらはニンジン、シイタケ、タマネギ、ピーマン、かきあげでした。個人的にはシソの葉もあれば最高だったのですが、中国でこれだけの野菜天ぷらが揃えば満足できました。
 暑い日に元気が出る昼飯を楽しめました。

食品全般を対象としたトレサビ制度についての心配点

2008年07月06日 | 日記
 見過ごせない新聞記事を発見。読売新聞の「履歴管理制度、食品全般に拡大…政府が検討」という記事と、時事通信の「食品全般に生産履歴を拡大=偽装多発で記録保管を義務化-政府行動計画案」という記事です。いずれも配信日は7月5日です。
 これらの記事の概要は、ずっと続いている産地の不当表示問題を受けて、政府が食品全般を対象としてトレーサビリティ制度を拡大するというものです。BSE問題の後、牛肉について導入されていましたが、これが全食品に拡大するというものです。
 トレーサビリティとは、ここ5年ぐらいの食品業界のキーワードの一つです。トレサビというように略すこともあります。いまさら説明することもないと思うのですが、言葉の意味を整理してみます。

trace 足跡をたどる、さかのぼって調べる
 ↓
traceabile (起源・跡を)たどれる
 ↓
traceability 物品の流通経路を生産段階から最終消費段階あるいは廃棄段階まで追跡が可能な状態

 この意味を受けて、ある加工食品の原料段階までさかのぼることを「トレースする」と言うこともあります。
 私は日本の畜肉系食品に疎いのですが、牛肉のトレーサビリティ制度では、日本の牛すべてに個体識別番号がつけられ、データベースに情報が蓄積されるシステムであったと記憶しています。
 今回、牛肉だけではなく全ての食品を対象としていることが気になっています。気になっている点は、システムの「入り口」と「出口」についてです。「入り口」とは原料産地のことであり、「出口」とは消費者が最終商品を購入する時点のことです。
 一つ目の気になる点は「入り口」です。どの範囲までを原料産地とするかということです。牛肉の場合、個体の大きさが比較的大きく、基本的に野生ではなく、人工的に出産、飼育されたものが多いためトレーサビリティとしての「入り口」が比較的容易であります。豚や鶏などの家畜、家禽も牛肉と同様に可能であると思います(牛肉よりも大変そうですが)。
 魚はどうでしょうか。養殖ものであっても個体識別番号をつけることは不可能です。一尾、一尾の魚に番号などつけられません。そうなれば個体ではなく産地が入り口になります。しかし、魚にとっての産地とは何でしょうか。魚が生まれた海域のことでしょうか。多くの場合は水揚げされた海域になると思います。養殖ものの場合は生まれた海域を特定することはできますが、天然ものの場合は生まれた海域を特定することは極めて困難であると想像できます。よって養殖ものの方が素性がはっきりとしており、天然ものは生まれも素性も分からないものになります。「入り口」の範囲の設定が難しくなります。
 植物の場合も、個体識別番号をつけるのは、ほぼ不可能です。米に個体識別番号をつけると、5kg入りの米の袋の中に、はたしていくつの稲の米が入っているのか把握できないといけません。これは無理でしょう。そうなると、穀物や野菜は、どう考えても栽培された田畑を一つの単位として「入り口」として設定できる最小単位です。しかし厳密に考えると、「入り口」は収穫された時点のことなのか、それとも栽培が開始されるよりも前の時点、つまり種の時点のことを指すのでしょうか。種の時点ということは、どこで栽培された種であるのか、親の世代にまでさかのぼらなければならないのでしょうか。考えるだけでぞっとします。
 トレーサビリティは「出口」についても気になります。「出口」とは消費者の購入時点のことです。トレーサビリティのシステムで蓄積された膨大なデータを消費者に公開するのか否か、政府はどのように考えているのでしょうか。牛肉と同様のシステムであるならば、消費者が自由に知ることができるシステムになると思います。
 それでは消費者は、どのようにしてこれらの情報を知ることができるのでしょうか。情報を公開する目的は、消費者が選択できる機会を与えることだと思います。つまり、消費者が購入する直前までに生産履歴を確認できるシステムにならなければいけません。
 商品一個一個の包装や一括表示に、膨大な全生産履歴を掲載することは不可能です。包装のスペースには限界があるからであります。
 ということはインターネットを活用するしかありません。いろいろなスーパー、コンビニ、商店などに生産履歴を確認するための端末が必要になります。全食品を確認できる状態にするためには、一つの店舗にいくつの端末が必要になるのでしょうか。
 「入り口」と「出口」以外にも色々な気になる点があります。外食店が対象となるか否かということです。外食店が対象になると、例えば小さなラーメン屋でも同様の生産履歴確認用の端末が必要になります。ラーメン屋の親父さんが、今日のラーメンの材料に使った食材のデータを毎日毎日、入力しなければなりません。また、屋台はどうなるのでしょうか。お客さんが履歴を確認できるようにするため、端末を屋台に置かなければなりません。
 新聞の記事の論調では、わりと簡単に「食品全般に拡大」と書かれていますが、少し考えただけでも気になる点が山ほどあります。きついなあ、というのが本音です。結局、全部の食品に導入するのは不可能ということになり、導入できないところが法律の抜け穴になると思います。
 導入できたとしても、そのコストは価格上昇によって消費者に跳ね返ってきます。技術的に可能なトレーサビリティですが、ものすごい手間と時間が必要になるためです。加工食品の場合、他の工業製品と比較すると、単価がダントツに安いことが特徴としてあげられます。その安さを維持できるとは思えません。零細企業ほど苦しむことになると思います。導入するのであれば、よっぽどよく考えられたソフトウェアを政府は食品業界に提供しなければならないと思います。
 最後にもう一つ、気になることがあります。ある食品の生産履歴が明らかになった場合、その食品につぎ込まれたノウハウが簡単に丸裸になる可能性があることです。特殊な製造工程が行なわれない食品の場合、その食品の特徴は原料の種類と割合によって決まります。どんな原料が使われたのか分かってしまうことは、食品メーカーにとっては死活問題です。この点が考慮されるのかどうかも心配です。
 色々と心配になる点を書きましたが、これらは食品メーカーの保身のために書いているのではありません。よっぽどうまくトレーサビリティを導入しなければ、食品業界が業界として成立しなくなる可能性がありますので心配なのです。