森に恋して

静・緑・健康

桜祭り(千刈りダム)と川下川ダム

2009-04-06 | 京都西・北摂ハイキング
2009/04/05(日)くもり後晴れ    写真をクリックすると大きくなります

                       (武田尾の桜)

am9:20JR道場駅に女5・男2が集合、珍しく2人の警察官が見張る車通行止めの東の踏み切りをわたり、まずは何時もは横を通り過ぎる千刈りの貯水池で4月4日(土)~12日(日)の間、桜祭りが行われると言う事で敬意を評する事にします。

40分余りの道中、向かいの武庫川の堤防に咲く桜や手前の山のツツジなどを楽しみながらわいわいと通行止めの道路を歩きます。
ところが地元の車がたまに猛スピードでやってきて驚かされます。

何時もは閉まっている正面の扉が開け放たれ、赤い大きな横断幕に迎えられて地元の人々が準備中の敷地内に入ります。
先ほどの車は、ここに遅れまいと駆け付ける人達だった様です。



予想していたより花が遅いのかまだ満開には程遠く、敷地内が寒々としている感じです。
日当たりが悪いのか、湿気が多すぎるのかここの桜は木々がなかなか大きくならず、そのためか桜もなんとなく寂しそうに咲いています。
中には、食べ物やお酒なども販売されており、私たちも少しだけ購入してお花見を楽しみます。

ダムの前の橋を渡り、対岸を少し戻ります。

堤防の真中に、換気扇なのか空気が噴出しているところが有ります。
その傍のフェンスの横が大岩ヶ岳への登山口です。
急な細い道を登り、登山道へ取り付きます。

寒さにも負けず、山の木々たちは新しい芽を吹き出し、これから新緑の季節を演出するべく準備万端です。

中間の広場を過ぎ、前に見える頂上を目指してあえぎながら上りきってみると、目の前にまだ高い(384.8M)大岩ヶ岳がそびえている
急な露岩の道を登ると三角点のある山頂で昼食を摂ります。

山頂はそれ程高くはないのですが、北摂をぐる~と見渡すことが出来ます。
足元の千刈りダム湖が景色を引き締めてくれます。

丸山の麓に立つ案内板でコースの確認をします。
川下川ダムへは、この看板の西から丸山湿原の案内に従います。

私達は、更に進み境野方面へのアスファルト道が現れた少し手前の芦原の中にある
細い踏み跡をたどり、沢沿いに下って丸山登山道と合流します。
川下川沿いの自動車道に合流し、小休止の後ダム湖に向かいます。

山越えをしようと登山口に行くも、第2名神工事の為厳重に封鎖してあり立ち入り禁止になっています。
仕方なく川沿いの道を行くことにしダム湖に沿って下ります。
回り込んで、自動車道の下の道に入り水のない川を渡りふみ後をたどります。

川向こうには、たくさんのタムシバが今を盛りと咲いています。
白い点々の様に見える花が、実は結構大きな花であることを知っている人は、案外少ないのでは無いでしょうか。

最初と二番目(写真右)の岩場は足を踏み外さない様に気をつけて、道なりに進めば何とかクリアー出来、三番目の岩場(写真左)は、その昔汽車を通す為に、大きな岩を削り取って線路を敷いた後で、左の方から登ると上は平に成っています。
上る為には、古くなったロープと太い針金を頼りに逆相の岩を上ります。


少し進むと、枕木を取り除いた廃線跡そのままの道に出、快適に歩くことが出来ます。
武田尾が近くなって、廃線跡の残骸とも言うべき石の壁が現れます。
武田尾第1トンネルの麓をまくと武田尾温泉街が見えてき、綺麗な桜が満開状態です。
良い天気に釣られて花見のお客さんも大勢見えているようです。
以前台風で流された宿も高台に新装され、外に造られた足湯温泉では沢山の人が楽しんでいます。
昔の汽車のトンネルも今は自動車も通れるトンネルとなり、新しい出口が造られています。
その横には昔人が出入りした口が有ります。
時にはこのトンネルでコンサートが催されることもあるとか。

台風で流された赤い橋も、新しくなって以前より高い位置に設置されています。

何時もは無人の武田尾の駅にも駅員さんが2名張り付き、桜を楽しみに来た観光客の応対に大わらわです。
反省会で一息ついて私たちも帰路に着きます。



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