森に恋して

静・緑・健康

海津大崎と醍醐寺の桜

2009-04-10 | 思い出記録
2009/04/08(水)晴れ     写真をクリックすると大きくなります

大阪発7時47分の新快速に乗込みましたが、既に満員で座る場所もなく、入口横の補助席も下りません。
新大阪を過ぎた頃にやっと補助席が使用出来、座ることが出来ます。
近江中庄駅9:23着までの2時間30分余り結構お尻は痛くなるし辛いものが有ます。

近江中庄の駅はご覧の通り開札も無く駅員さんの姿も有りません。
近くではゲートボ-ルに興じるお年寄りの声が元気に聞こえ、鳥の声も聞こえるのどかな風景が広がります。


駅前には、誰が手入をするのかヒュウガミズキやレンギョの花が、垣根のように綺麗に刈り込れ見事な花を咲かせています。 
ヒュウガミズキ(そうだと思うのですが)を1m位の高さに切りそろえ、見事に咲かせているのは始めてお目にかかりました。

ここから、国境行きのバスが出るのですが、9時50分に成らないと来ない様ですので近くを散策します。
農協支所のスーパーらしきもの以外は食堂が有る位で殆どお店も有りません。
湖国バスが少し早目に来て、バス待ちとかで暫く停車しています。
バスの中には二人のお年寄りのみが乗客で、話をすると病院行きだそうです。
今津行きのバスが到着し、こちらのバスもスタートです。
病院前で先ほどの二人が下車され、代わりに一人乗込んでこられます。
高島市マキノ支所前のバス停で下車し、まずはピックランドまで歩きます。

民家のお庭には、いろんな花が一杯の太陽を浴びて咲いています。
道端にコウゾ(ミツマタ)の花が咲いています。
昔は紙を作るためとかで、田舎の土手などにたくさん植えてありました。
100m余り歩いたでしょうか、左の林の中にシイタケ栽培の榾木が見え、その中から、突然猿の大群が飛び出してきて道路を横断して右の工場の裏へと走っていく姿、あわててカメラを出し、遅れて駆けて来た二匹を撮ります。
ひっきりなしに走る自動車などまるで眼中に無と言った感じです。

その先50mも行かない所から、2.4Kmに渡って続くメタセコイアの並木道が始まります。
今は新芽も出ていず幹だけですが、これだけ綺麗です。
春・夏・秋・冬どれをとっても美しい風景を広げるのでしょう。

並木道の両側には、いろんな果物の木が植えられ、これから芽を出し花を付ける準備をしています。
りんごの木のコーナーで、草を食べていた羊さんたちが、人の気配にぞろぞろと集まってきます。

すぐ先にあるピックランドで、朝市に顔を出し美味しそうないちごやこごみ・たらの芽を購入します。
ここから500m余りの場所にカタクリの群生地があるそうです、が私は次週小塩山に行くことになっており、スルーしてマキノ高原へと向かいます。


5月に行く予定の乗鞍岳を正面に見ながら、2Kmの道でマキノ高原に着きます。
ここのサラサ温泉に入るつもりが、下調べ不足で毎週第2と第4の水曜日が定休日だとも知らずやってきたもので、桜の花とタムシバは迎えてくれ、パラパラと人は居るものの、温泉も食堂もしまっています。

高原入口にあるメタセコイアの和名を名前にしたちょっとおしゃれな食堂のみ開いており、そこでコゴミ・ワサビなど珍しい天麩羅付きの山菜蕎麦を頂き、おなかも満足してバスで白谷温泉へ向かいます。


白谷温泉(八王子荘)、サラサ温泉が出来るまではここしか温泉は無かったので、赤坂山の帰りなどはここに入りに来たものです。(定休日毎週木曜日)
昔はバスも少なかったのですが、今はマキノ高原へのバスはすべて通るようです。
真新しい温泉(写真左)が出来、昔の温泉(写真右)はお役御免のようです。

バスで本日のメーン海津大崎の桜を見に行きます。
途中バス道の下に清水の桜が見えます。


海津大崎口バス停で下り少し歩くと山裾から湖にかけて広がる桜並木が見えます。
遊覧船も出ており、湖から見る桜が一番だとか、私は乗りませんでした。



全長約4Kmにわたる桜並木は、なかなか見ごたえ有ります。
ただ気に成るのは、自動車が多すぎて道路はゆっくり歩けないことです。
出来るだけ早く湖側に下り水際を歩くほうが美しく見えるかも!!

振り返ると、遠く蓬莱山に雪がつき、桜とのバランスがと言いたい処ですが。
海津から西浜にかけて不思議にお寺が多い町で、桜並木を出てマキノの駅までの2Km余りに何と9つ以上のお寺が有ります、そのすべてが眞宗 大谷派のお寺ばかりで比叡山とか高野山のような雰囲気が有ります。

マキノ駅にぎりぎりに到着し、4時50分発の電車に乗り込みますが、マキノから乗って満員です。
青春18切符が10日までの性でしょうか、結局山科まで座ることも出来ず疲れた体をゆれに任せます。
山科で下車し、既に5時を回っている夕暮れに醍醐寺の桜を見ようと地下鉄に乗込みます。

駅に向かう人ばかりで、寺に向かう人は殆ど居ません。
醍醐寺の門前について、その美しさに目を奪われます、ピンクのしだれ桜が夕日に照らされ更に色鮮やかになっています。
多くのカメラマンがなかなかその場を離れません。


正面から入り、すぐ左に三宝院が有り入口にマイクを持ったお坊さんが立ち、参拝時間が過ぎたことを知らせています。

入口から名物のしだれ桜が見えるも、既に散って葉ばかりのように見えます。
参道から見える桜で十分と、霊宝館の南と北の道を歩きます。

 

霊宝館の中のしだれ桜で、夕日に照らされた桜と夕日の反対側から逆光のまま撮った桜です。

存分に桜を満喫し、帰路に着いたその時、マンションの上に架かる夕日と道路に立つしだれ桜の相乗効果が面白くシャッターを押します。
欲張って歩き回った一日で、3万歩以上を歩いて心地よい疲れを快速電車に身を任せて大阪に向かいます。


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